概要
これは“異世界風”ではない。血と金の匂いがする、十五世紀ドイツの物語。
かつて名を知られた老剣士ヨハネス・リヒテナウアー。
その息子パウルス・カルは、15世紀南ドイツ、ニュルンベルク近郊に道場を構えるが、門人も収入も乏しい。
ある日、彼のもとへ「ある男の腕を折ってほしい」という依頼が、金貨とともに持ち込まれる。
パウルスはそれを退けるが、その一件をきっかけに、父子とその家族、門弟たちは、剣が人の運命を左右する時代の諸々の事件に関わってゆく。
老剣客と息子、その家族や門弟たちが、15世紀南ドイツを舞台に、市井の人々の暮らしと剣のある生を織りなしてゆく連作時代小説。
当時の武術書とその現代研究を踏まえ、剣術の身体操作、武器、甲冑、暮らしの細部をできるだけ具体的に描いています。
※本作の剣術描写は、現代に研究・再現されている歴史的西洋武術を下敷きに
その息子パウルス・カルは、15世紀南ドイツ、ニュルンベルク近郊に道場を構えるが、門人も収入も乏しい。
ある日、彼のもとへ「ある男の腕を折ってほしい」という依頼が、金貨とともに持ち込まれる。
パウルスはそれを退けるが、その一件をきっかけに、父子とその家族、門弟たちは、剣が人の運命を左右する時代の諸々の事件に関わってゆく。
老剣客と息子、その家族や門弟たちが、15世紀南ドイツを舞台に、市井の人々の暮らしと剣のある生を織りなしてゆく連作時代小説。
当時の武術書とその現代研究を踏まえ、剣術の身体操作、武器、甲冑、暮らしの細部をできるだけ具体的に描いています。
※本作の剣術描写は、現代に研究・再現されている歴史的西洋武術を下敷きに
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!硬派な歴史小説の雰囲気だけど、分かりやすいし面白い
タイトルで気になったので読んでみたら、とても面白いです。
硬派な歴史小説という雰囲気で、歴史背景の面で読み解くのが少し難しい描写もありますが、物語の本筋を追う上では問題になりませんでした。
それよりも話が面白いです。
久々に小説を読み進めているのと、
他にやりたいことが多いのでまだ2話しか読み進めていませんが、
物語の広がり具合のテンポがちょうどよく、今後の展開が気になり、飽きません。
ただ、装備や戦闘や衣服、建物の描写について、幸いそれらのビジュアル資料を少し見たり描いたりするのを趣味にしているため、その描写をイメージするのに苦労しませんでした。
ですが、そうでない場合は戦闘や衣…続きを読む - ★★★ Excellent!!!中世ドイツに吹く江戸の剣風
タイトルに「剣客商売」とあるように、読み始めてすぐこの小説が池波正太郎の『剣客商売』を参考にしているのに気づいた。
秋山父のさばけた態度や、秋山息子の世間知らずだがまっすぐな性格は本作にも反映していて、読んでいてワクワクした。
がそれ以上に中世ドイツの都市生活のリアルな描写に圧倒された。
池波版剣客商売は江戸の香りを運んでくれるが、ドイツ剣客商売もニュルンベルクの冷たく固い石畳の感触を読者に想起させる。
見知らぬ異国の都市の、それも遠い過去の感触を読者に想像させる筆致は只事ではない。
ニュルンベルクはずっとのちに謎の孤児カスパー・ハウザーが発見された場所だ。
だから名前を聞くだけで妖しい…続きを読む