概要
自分では国を救えない。 そんな魔王が、玉座に座る意味はあるのかな—
干ばつにより荒廃した魔国で、若き魔王ノアールは、十年もの間、国を救う術を見いだせずにいた。
民を渇きから救えぬまま、王であり続けることに意味はあるのか――
そんな彼の前に現れたのは、金髪の旅団長ノラ。
「私に王位をよこしなさい。そうすれば、五年でこの国を甦らせてあげる」
彼女が差し出した条件は、魔国復興の成功と引き換えに、魔王の座を渡すこと。
彼女が切り札として示したのは、禁じられ、幾度も失敗してきた
大河《バルナ川》からの水路建築だった。
成功すれば、魔国は甦る。
失敗すれば、残された民も、王の誇りも失われる。
これは、王位を手放すことで王になろうとする魔王と、
王位を求める復興の救世主が紡ぐ、五年間の魔王継承譚である。
民を渇きから救えぬまま、王であり続けることに意味はあるのか――
そんな彼の前に現れたのは、金髪の旅団長ノラ。
「私に王位をよこしなさい。そうすれば、五年でこの国を甦らせてあげる」
彼女が差し出した条件は、魔国復興の成功と引き換えに、魔王の座を渡すこと。
彼女が切り札として示したのは、禁じられ、幾度も失敗してきた
大河《バルナ川》からの水路建築だった。
成功すれば、魔国は甦る。
失敗すれば、残された民も、王の誇りも失われる。
これは、王位を手放すことで王になろうとする魔王と、
王位を求める復興の救世主が紡ぐ、五年間の魔王継承譚である。