夢か現か幻か

少年の目は未知を映した。現代とは思えぬ、不可思議な世界を見た。
そこで青年の男に出会った。
そして──。


もう世界が完成されていて、レビュータイトルを決めるのが大変でした。
印象的な言葉が作中にいくつかありましたので、そちらから選ぼうかと思ったほどです。


先に書きましたとおり、少年は自身の目が見た世界に入り込み、青年に出会います。
この青年のかっこいいこと!

けれども魅力はそれだけではありません。
少年の見る「未知」、こちらもまた素晴らしいのです。
墨絵のような挿絵とともに味わいたい、どこか からりとしたような、怪しく魅力的な世界なのです。

ええ、もはや私には表現のしようがありません。
このレビューを見つけてくださったなら、もうお話を読んでいただく方が魅力をお分かりいただけるかと思います。

きっと後悔はさせません。
どうぞ読んでみてくださいな。

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