お待ちしております。

もうずいぶん前、ある小料理屋にふらりと立ち寄った。
それからというもの、丁寧な手紙が届くようになった──。


読みはじめてすぐ「あら、少し切ない、ほっこりするようなお話かな」と思いました。
ジャンルがホラーに設定されているのはわかっていましたが、ほっこり、しんみりするような優しいホラー作品も多いので、少し期待したのです。

でも とんでもない!

最後まで読んで背中がすうっと寒くなりました。滅多にない体験です。

「ひいっ」「ええぇ……?」が落ち着いたあとには、「ああ結構です、お構いなく!」と言いたくなりました。


女将さん、女将さんやめて……ッ! もう要らない、お手紙もう要らないから!


これが私の感想でしたが、コメント欄には、素敵なコメントを書いている方がいらっしゃいました。
読了後には ぜひコメント欄も見ていただきたいです。

それではまず、物語をどうぞ。

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文殊の便り