概要
ぺし。音がした。やつらが走り回っているのだろうか。
朝起きたら、額に妙な跡が付いていた。
後輩は「なにかの足跡じゃないですか?」というが、足跡のサイズからして体長はおよそ10㎝前後の直立二足歩行型の生物ということになる。
そんな生物、いるわけないだろう。
などと思っていた俺だったが、その夜、『やなり』と呼ばれる小さな鬼が俺の前に現れて……。
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カクヨムコンテスト11【短編】 参加作品です。
完結済み。
鬼は出てきますが、ホラー展開ではないので安心してください。