概要
日本は世界の国々の中でもいち早く国内の混乱から抜け出し、強国としての威厳を取り戻していた。
そんな激動の時代を駆け抜けたのちの東京都五木乃市(とうきょうといつきのし)に生を受けた少年・九竜朱仁(くりゅうあけひと)。
いつものように学校へ通って退屈な授業を受け、クラスメイトたちと下らない冗談を言い合い、家に帰れば最愛の姉の百葉(ももは)が待っている。
大多数の人間が抱く、明日も今日と同じという漠然とした、しかし、根拠のない確信のようなものを九竜も抱いていた。
その中で、終わりは唐突に訪れた。
普段と変わらない学校の帰り道。九竜とクラスメイトの馬淵海(まぶちかい)の前に、闇に生きる人類の天敵であ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!超ド迫力の戦闘描写と重厚なドラマが融合した王道現代ダークァンタジー
本作は、近未来を舞台にした対吸血鬼アクションとなります。
王道であり、バトル展開が非常に熱いです。
なぜ「熱い」のかというと、不屈の「努力」で強くなる主人公、息つく間もないスピーディなバトル描写、そして、次回へのヒキの3拍子です。
さらには、ご都合主義を排除した主人公の成長過程が、作品を引き立てており、泥臭く『努力』と修練を積み重ねる姿は、非常に共感できる要素となります。
その中で特筆すべきは、キャラクターの箸の持ち方や挨拶といった細かな日常の仕草から関係性の変化を表現する筆致です。
隙のない作品の構成です。
戦争から10年後の近未来を舞台に、過酷な宿命を背負った少年が「努力」の果…続きを読む - ★★★ Excellent!!!圧倒的な強者と未完成の少年、鮮烈な対吸血鬼戦が幕を開ける
戦闘が始まると、脳内に映像が立ち上がる。
2043年。人類の天敵である吸血鬼と、それを狩る戦士たち。
本作で特に惹かれたのは、迫力ある戦闘描写です。
現実に存在する武器を基礎に、対吸血鬼用としてカスタマイズされた武器の数々。
元となる形を想像しやすいからこそ、構えや間合い、激しい攻防の動きが自然と目に浮かびます。
なかでも印象深いのは、圧倒的な強さを誇る弦巻葵。
彼女が戦場に立った瞬間の存在感は鮮烈で、その戦いには思わず引き込まれました。
一方、主人公の九竜は、突然非日常へ放り込まれた高校生。
まだ戦士として歩み始めたばかりの彼が、これからどのように成長していくのか。
近未来を舞台…続きを読む - ★★★ Excellent!!!帰る場所があるから、地獄でも進める
吸血鬼と戦う話、というより、地獄みたいな場所からどうやって帰ってくるかの話として読んでいました。
九竜は強い主人公ではないです。
怖いものは怖いし、過去に足を取られるし、目の前の現実に何度も揺らされる。
でも帰りたい場所がある。
待っている人がいる。
その一点で、何度も立ち上がる。
ブルーローズ・パッションでは、そこが一番残りました。
百葉さんとの姉弟の時間も、痛かったです。
守ってきた側と、守られてきたことを苦しんできた側。
ようやく墓前で言葉が届いた場面は、戦闘の熱とは別の重さがありました。
葵さんは怖い人です。
優しい、頼もしい、だけでは済まない。
血と炎の中で笑える人で、そ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!戦え、そして強くなれ。 近未来で巻き起こる対吸血鬼ファンタジー!
この作品の一番の魅力は、何と言っても
息をつかせる間もない怒涛の戦闘シーンです。
近未来を舞台にしていながらも強くなる過程は、チートやとんでも技ではなく『努力』。
失敗という名の経験を積み重ねていく主人公を、思わず応援せずにはいられない構造となっていました。
また、師匠ポジションのキャラやライバルの出現など、少年漫画を彷彿とさせる展開はとても胸が熱くなるものがあります。
ストーリーが進むにつれて見えてくる世界の構造や謎。そして真実が明かされていくヒキの作りが鮮やかで、毎日少しずつ楽しませていただきました!
ダークファンタジーや少年漫画をお好きな方にオススメしたい一作です。 - ★★★ Excellent!!!日常から鉄血の世界へ、そして戦いの物語
狭い世界の退屈だけど温かい日常から、唐突に鉄と血の世界へ巻き込まれる物語です。
インドア寄りの主人公が、吸血鬼に襲われ、そこを助けられ、肉親と友人を助けるために戦う側になる。
なかなか無茶な成り行きですが、戦えるようになるまでの訓練、自分の強みを活かした戦闘方法などを経て、主人公も戦士になっていきます。
圧倒的な質と量のアクションで彩られたバトルシーンと、様々な利害や関係が絡む心理戦、息をつかせぬ緊迫した展開が続きます!
誰がどういう立ち位置で、どうなっていくのか。
予測困難な展開が待っているその先を、続きの話を楽しみにしています!!