物語を学ぶにあたって、手本とする作品がどれほどの人気作であっても、ダメな所はダメと冷静に見極めることが重要だ。ネームバリューに振り回されては、せっかくの学びも意味をなさない。
そんな視点でひとつの例を見てみよう。
例えば物語の中で、異なる空間同士を繋げる能力を持つ人物がいたとする。その力によって、今まさに敵の首領に肉薄しようとしていた主人公や仲間たちが、大勢の手下が待ち受ける異空間へと放り込まれてしまう。
とまあ、そんな感じのシーンを思い浮かべてもらいたい。
何の作品の話かはご想像にお任せするとして、さあ、培ってきた創造力を発揮して考えてみるとしよう。
色々と見えてくるはずだ。
例えば「ひとりずつ順に放り込んで袋叩きにした方が確実だよね?」とか。
「そんな力があるなら、どうしてもっと早い段階で使わないの?」とか。
「武器を手に動いている最中より、丸腰で寝ている時や入浴のタイミングを狙うべきだ」とか。
劇的な流れで視聴者を驚かせたい気持ちはわかるが、残念ながら子供だましとしか言いようのない展開だ。こういった強引すぎる演出や盛り上げを、世間では「ご都合主義」と呼ぶ。
さらに困るのは、こういう理に適わない作戦を立てておきながら、その人物が抜け目のないキャラ設定だったりすること。お間抜けキャラなら納得もいくのだが、どうもそういう感じではない。
自身の創造力では制御し切れない突飛な力を登場させたが故の、物語の陳腐化、稚拙化。こういった事例は和洋問わず存在し、枚挙に暇がない。最悪の場合、物語世界のバランスが全て崩壊する。扱い切れないのなら、用いるべきではないだろう。自分で自分の首を絞めるようなものだ。
無論、改善策がないわけではない。空間を繋ぐ能力に適度な制限を設け、そういう作戦にせざるを得なかったという流れに持っていけば回避できる問題だ。まさに作者の腕の見せ所である。
きっと、多忙なスケジュールの中で考える余裕すらなかったのだろう。周囲の過度な期待が派手な演出ばかりを優先させ、肝心要のストーリーの質を低下させた。これは、連載という縛りがもたらす弊害のひとつかもしれない。
というわけで、この企画では「無理な展開や矛盾がないようしっかりと作り込まれた物語」を募集する。読み合いではないので、読む読まないは各自の自由。物語であればジャンルは問わない。
参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「無理な展開や矛盾がないようしっかりと作り込まれた物語」を選択してください。
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