参加作品数

82

参加受付期間

  • 開催中
  • 5日後終了 2026年11月9日(月) 23:59まで

企画内容

現在、地上波で放送されている某アニメを観ていて感じたことがある。それは「なんとも掴み所がない」という感覚。

王国の騎士である兄弟をメインキャラにした、まったりとした雰囲気のファンタジックな作品。一部のキャラのネーミング以外に特徴はなく、その意味では凡庸な印象だ。

とはいえ、あの放送局でアニメ化されるくらいだからきっと何か光るものがあるに違いない。そう期待したものの、なぜか人物像や世界観、さらにはストーリーさえもぼんやりとしていて、そこそこ話数が進んでもすんなりと気持ちが入っていかない。

ストーリーを意図的にぼかすのは序盤の展開としては有りかもしれないが、人物像や世界観がぼやけるのはダメだと感じる。例えば、おそらくは「不器用なおてんば娘」を演出しているシーンで、表情や仕草から彼女の性格や心が伝わって来ない。恥ずかしいのか、怒っているのか、戸惑っているのか、浮わついているのか、まるでわからないのだ。もし描かないことで複雑な心境を表現しているつもりなら、とんだ勘違いである。ただ単に「何も描かない」ことと、「描かなくても文脈(前後の流れ)から感じ取れる」ことには雲泥の差がある。本件に関しては、残念ながら前者だ。

心情だけでなく行動も意味不明なものが多い。その人物が何をしたいのか、何をしようとしているのか、なぜそこに行ったのか、腑に落ちないシーンがそこかしこに見受けられる。こういった人物のぼやけ具合、ぶれ具合が全体に及んでいて、掴み所のなさを際立たせている。原作者の腕前のせいなのか、それともアニメ制作側の未熟さによるものか、とにかく「人間らしい感情を描くことが下手」なようだ。

そんな様だから、当然のように他の設定もイマイチだったりする。数話目にして突然「まじない」という魔法のような力が登場するが、それに対して当然あるべき事柄が何ひとつ描かれていない。物語世界における力の位置付け、扱い、できること、使える人や立場。そういった理解や解釈を得るための描写が、それまでのストーリー上に全く見られないのだ。これでは、物語世界に生きる人々の日常に、身近で便利なはずの「まじない」という力が浸透していないことになる。都合の良い時だけ登場させ、それ以外は存在しないかのような扱い。いわゆる「ご都合主義」や「何でもあり」な作品によく見られる傾向と言えるだろう。

こうなると、先々の展開で主人公たちがどんなピンチに陥っても意味がなくなる。限られた能力や知恵を駆使した策謀や攻防などの演出も無理。どんなにハラハラドキドキさせたくても、視聴者からは「どうせ都合の良くまじないとか出てくるんじゃないの?」と冷めた目を向けられるだけである。

というわけで、この企画では「人物像や世界観がきちんと読み手に伝わる物語」を募集する。念のため断っておくが、いくら読み手に伝えたいからといって、ダラダラと説明文や説明台詞を垂れ流しているような駄作は論外。ストーリーの進行と共に、無理なく読み手に情報を伝える優れた技量の書き手の参加を期待する。

読み合いではないので、読む読まないは各自の自由。物語であればジャンルは問わない。

参加方法

参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「人物像や世界観がきちんと読み手に伝わる物語」を選択してください。

運営より

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