客船事業という新しい挑戦を掲げ、西大陸へ旅立った貴族令嬢カレンドラ。
憧れ続けた“勇者伝承の地”で、彼女は思いもよらぬ形で物語の渦に巻き込まれていく。
航海の最中、海に開いた不可思議な穴から現れた異形に襲われ、事業は一瞬で崩れ去る。
しかし、船を救ったのは得体の知れない少年──
その力と存在が、カレンドラの胸に確信を灯す。
「彼こそ勇者だ」と。
戸惑う少年が“勇者”として世界の継ぎ目へ引き寄せられていく展開は、壮大な冒険の始まりを予感させる。
未知の脅威と伝承が交差する中で、世界がどう動き出すのか。
新たな航路が、勇者の物語を開くファンタジー冒険譚。