概要
20年ぶりの再会が、国を揺るがす感染の始まりだった。隠された真実は?
新宿の地下通路で、感染症専門医・篠原恭介は、高校の同級生・日下部隆と再会する。握手した掌は熱く、日下部は「アフリカから戻ったばかりだ」と言いながら、目を逸らした。
日下部は、違法な産業廃棄物の輸送に関わる会社の社員だった。出張先のケニアの港町で、封鎖された地区から来た母子に食べ物を与えたとき、母親が血を吐き、その血液が彼の手に触れていた。
数日後、日下部は高熱で倒れ、全身に発疹が現れる。検査結果を待つ長い一日。洋上では、同じ港を出た貨物船で、乗員が次々と倒れていた。
感染の拡大を防ぐために翻弄する篠原と若き後輩・藤川、保健所の保健師・高瀬。だが、その先で明らかになったのは、会社が封鎖の情報を事前に知りながら、社員を現地に送り込んでいた事実だった。
命を救う医療者たちと、真実を告白する一人の女
日下部は、違法な産業廃棄物の輸送に関わる会社の社員だった。出張先のケニアの港町で、封鎖された地区から来た母子に食べ物を与えたとき、母親が血を吐き、その血液が彼の手に触れていた。
数日後、日下部は高熱で倒れ、全身に発疹が現れる。検査結果を待つ長い一日。洋上では、同じ港を出た貨物船で、乗員が次々と倒れていた。
感染の拡大を防ぐために翻弄する篠原と若き後輩・藤川、保健所の保健師・高瀬。だが、その先で明らかになったのは、会社が封鎖の情報を事前に知りながら、社員を現地に送り込んでいた事実だった。
命を救う医療者たちと、真実を告白する一人の女