「短編...？」を含む小説

亡き祖父は、伝説の大泥棒だった。遺品の大風呂敷から出てきたのは、大量の盗品と持ち主の住所。孫娘の主人公は、持ち主への返却行脚を始める。だが、彼女が返したのはモノだけではなく、忘れ…

夏休みが始まって３日目。ボクは、プールの帰りに教室に忘れものを取りに行った。 ただそれだけだったのに。 ふと入ってしまった理科室から出られない！ 出るためには、試練とやらをクリア…

世界の負の感情を癒やすために造られたAI歌姫エリー。 彼女の歌は人々を救うほど、美しく壊れていく。 彼女を支えるのは修理係のアージェル。 世界が光を取り戻すほど、彼だけが苦しみ…

「クリスマス×ホラー」をテーマに書いた短編小説です。謎のクリスマスカードに翻弄される大学生たちが主人公です。 ★アドベントカレンダー企画提出の作品です。noteにも同じものを掲…

ゆき「はじめまして！　私ゆきといいます」 侑希「えっと……、侑希です」 ゆき「このお話は、私と侑希さん、その他、個性豊かなキャラクターたちがただひたすら会話するだけの物語になって…

ついに最後の一本となった、世界で最も不味いお茶。 クリスマスイブに、三者による争奪戦のゴングが鳴る。 誰が飲むのか。

『君が笑うから、僕の季節になる』の番外編となります。 博士課程1年、22歳のエリック・コールと、同じゼミの博士課程3年、24歳のリサ・ホイットニー、二人は学業、研究、課外活動を通…

　事務仕事を同僚に押しつけられたせいで、夜の８時まで残業させられた女性教員・木野川充希はぼやきながらも仕事を片付けて、自慢の愛車であるクーペにでやっと帰宅の途についた。 　晩酌の…

作家として挫折し、故郷の図書館で働く瀬川朔は、認知症だった父の遺品から、声を失った少女・雪絵の写真と日記を見つける。そこには、教師だった父と雪絵の静かな交流の記録が残されていた。…

高校2年生の冬。 「彼氏いないの？」という周囲のプレッシャーに耐えかね、つい見栄を張ってしまった私。 急遽確保したクリスマスの相手は、いつも憎まれ口を叩き合う腐れ縁の男子。 イル…

【あらゆる知識の倉庫】 　ここでは数々のエビデンスベーズドな知識を提供します。 　イギリスの哲学者フランシス・ベーコンは「知識は力なり」と残しています。 　知識があれば、色々な…

秋葉千晴はとある祓い屋の事務所に勤める大学生アルバイトだ。 会計仕事をする傍らで事務仕事をこなし、事務所の留守番をしながら、依頼人が持ってきた謎を興味本位で解き明かしていく。 オ…

社会人1年目、手取り19万。 現実は過酷だ。 クリスマスデートは「満席だから」という理由で漫画喫茶のペアシート。 仕事納めのディナーは、スーパーで彼氏が勝ち取った「半額のポテトサ…

無双や甲冑やダンジョンは出てこないファンタジー短編集。基本的に単品で読めます。ホラーやユニークやコメディ要素を含んでいる回も有り。ミステリーや恋愛要素も有ります。ぜひお楽しみ下さ…

とある場所で頂いたお題を元に、掌編～短編程度の文章を書いたものを纏めてみました。

　他の作品が一向に書き進められなくなってしまったので、せめて何か文章を書こう、書く癖だけでも抜けないようにしよう……と思い立ち、執筆中の拙作を保留にして苦し紛れにエッセイを書き始…

500字から2000字程度の5分程で読める短編の詰め合わせです。 物語はそれぞれ独立しており、どの話から読んでも問題ありません。 主にせつない雰囲気や胸くそ悪いもの、ホラーなどの…

深夜一時過ぎ。 非通知の着信が、何度も森本のスマートフォンを震わせる。 「次は、あなたの番です」 それは悪質ないたずらだと思っていた。

　後悔と罪悪感に押しつぶされかけた人間の前に、必ず一人の男が現れる。自らを「悪魔」と名乗るその男は、静かに囁く。 『戻りたい“72時間前”に、あなたを送り返してあげましょう』『た…