人斬りと野良犬

岡田以蔵。
幕末に明るくない私でも知っているほどの「人斬り」が、
野良犬に左手をさしだしております。


数知れぬほどの人間を、斬りまくったのであろう男が、
腹減りどうし、仲良くしよう。と左手を野良犬に差し出す。

人間らしいという言葉が適切かどうかはわかりませぬが、
温かみのある一幕にございます。



野良犬からは、以蔵はどのように見えたのでしょうな。





個人的には、宮本先生の文体がいつもと少し違うところに驚きました。
まあ、これも私個人の偏見なのかもしれませんが、

それこそ鋭利な刃物のように、
短いセンテンスでスパァン! の連撃が宮本節だと勝手に思っていたので、今作は何やら
温かみを感じました。


ご一読を。








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