概要
私は、『ごめんなさい』の数だけゴミ箱に捨てられたキャンディでした
生まれた時から謝ってばかり。
世界が呪わしい。
そんな私が出会った、ちょっとした奇跡。
カクヨムコン11短編応募作
お題フェス『天気』参加作
倉橋ヨエコさんの『涙で雪は穴だらけ』を聞きながら書きました
なにか感じるものがありましたら、そっと反応をよろしくお願いします
世界が呪わしい。
そんな私が出会った、ちょっとした奇跡。
カクヨムコン11短編応募作
お題フェス『天気』参加作
倉橋ヨエコさんの『涙で雪は穴だらけ』を聞きながら書きました
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!拾い上げて、包みを開けて、「ああ、そういう甘さだね」
希望ではない
成長でもない
でも確かに、味を知った
この短編は、その控えめで確かな一点から、最後まで離れない。
語り手は、幼いころから何度も否定されてきた。
理由を問われ、居場所を測られ、そのたびに差し出せる言葉は
「ごめんなさい」しかなかった。
謝罪は癖になり、やがて自己認識そのものになる。
投げ捨てられたキャンディが、そのまま自分の価値に重なっていく描写は、静かで、逃げ場がない。
雨の中、傘を持たずに立つ場面で、世界は一度、完全に敵になる。
恨みも呪いも、みっともない感情として自覚しながら、それでも抱えてしまう。
やがて雨は上がり、
花のように一斉に開き、
また一斉に閉じる傘が、…続きを読む