自己否定から始まり、捨てられた飴に自分を重ねるメタファーからの自己肯定に繋がるラスト。お見事。
心理ミステリーを中心に執筆しています。 アルファポリス「ミステリー大賞」受賞。 「青春小説大賞」最終候補、「手塚治虫作品賞」特別賞受賞。 『野性時代』ほか公募…
短編のレビューは非常にむずかしいのですが…とっても推したいので書きます。こちらの短編は、自分の心が弱った時にこそ、3cm上を向いて歩こうという気分にさせってもらえる作品です。「ごめんなさい」…続きを読む
他者の言葉に削られ続け、いらないと感じてきた自分に、突然のキャンディの雨という小さな奇跡が起こる。小さな奇跡は理由も説明もなく、ただ降り注ぐだけだが、その優しさを受け取る事はできる。涙と一粒…続きを読む
わたしたちはその甘さに、ただ。ただ救われたんだ。言葉なんて必要ない。空色のキャンディを転がそう。大粒の涙の代わりに、そのキャンディで頬を膨らませて、空に咲け。
希望ではない成長でもないでも確かに、味を知ったこの短編は、その控えめで確かな一点から、最後まで離れない。語り手は、幼いころから何度も否定されてきた。理由を問われ、居場所を測られ、そのた…続きを読む
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