祝↔呪 その場では、口伝えの情報が反転する。

祝辞が禁忌のため、罵倒で言祝ぐ。
そんな場所で起こる驚愕の物語です。

こんな独自ルールを最初に説明しますと〝因習村かな?〟
そう思われるかもしれません。
しかし類型的な因習村の話ではありません。

というか本作は、一筋縄ではいかないストーリーなのです。
物語は何度も反転します。
ある時点から物語は加速し、怒涛の展開を迎えるのです。

作中ではいくつもの超自然的な現象が、ごく自然なことのように語られます。
巧緻な構成と語り口。卓越した技量が虚構を違和感なく進行させるのです。

ブラックユーモアなアクションホラー。
いくつもの要素がぎっしり詰まったバラエティボックスのような素晴らしい作品です。
ぜひ、一度開けてみてください。

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