概要
ここでは「祝辞」が禁止されている。
代わりに、新郎新婦にはありったけの罵倒を浴びせなければならない。
そして、僕に罵声の順番がまわってきた。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!これは……呪うことで伝える祝福と、祝うことで届ける呪詛についての物語。
『祝は口にて呪となる』という理由から、結婚式の場でも祝いの言葉を禁忌とし、新郎新婦に罵詈雑言を浴びせる風習がある村。
この物語は、そんな村での結婚式に新郎の友人が村の外から招かれたことで始まります。
「新郎新婦を祝うために罵声を浴びせろ。よもや『おめでとう』なんて言うんじゃないぞ」と村の人達にマイクを渡された新郎の友人は、一体何を言うのか……。
ここまででも十分にハラハラする良質なホラーなのですが、この作品のすごいところは、なんとこれがまだ【冒頭】であること!
この先、更に二転三転する圧巻の展開が待ち受けています。
何が一番怖いのか、誰が一番怖いのか……祝と呪が表裏一体反転するように、…続きを読む - ★★★ Excellent!!!言霊という「祝い」と「呪い」について
都会から友人の結婚式に招待され、村に訪れた主人公。
そこの村ではお祝いではなく、罵詈雑言をもって、結婚式を彩る風習がありました。
酔いもたけなわ、次々と罵詈雑言を言う村人たち。やがて主人公にマイクが回ってきます。果たして彼は何を言うのか――。
「祝い」と「呪い」似て非なるもの。
主人公にマイクが渡るまではドキドキし、その後は脳裏にありありと光景が浮かびました。
主人公の友人は一体、どんな気持ちで申し出たんだろうと切なくもなりました。
友人夫妻がぶじであることを祈っています!
とても上手いです!
ご一読下さい…!!
そして、言葉の持つ強さについて、考えてください。
オススメします…続きを読む - ★★★ Excellent!!!祝↔呪 その場では、口伝えの情報が反転する。
祝辞が禁忌のため、罵倒で言祝ぐ。
そんな場所で起こる驚愕の物語です。
こんな独自ルールを最初に説明しますと〝因習村かな?〟
そう思われるかもしれません。
しかし類型的な因習村の話ではありません。
というか本作は、一筋縄ではいかないストーリーなのです。
物語は何度も反転します。
ある時点から物語は加速し、怒涛の展開を迎えるのです。
作中ではいくつもの超自然的な現象が、ごく自然なことのように語られます。
巧緻な構成と語り口。卓越した技量が虚構を違和感なく進行させるのです。
ブラックユーモアなアクションホラー。
いくつもの要素がぎっしり詰まったバラエティボックスのような素晴らしい作品です。…続きを読む - ★★★ Excellent!!!祝が呪で、呪が祝で……。
友人の結婚式に招待された主人公。
友人の出身地である村の結婚式は、なにやら変わった風習があるらしい。
そこで主人公が目にしたのは、新郎新婦に罵倒を浴びせる出席者たちの姿だった。
どうやら、この村において祝いの言葉は、呪いと同義であるのだ。
結婚式などの祝いの席では、罵詈雑言を送るのがよしとされている。
そして、友人代表として主人公にマイクが渡された。
主人公は友人に、どんな悪辣な言葉を送るのだろうか……!?
奇抜でありながら、現実味もしっかりと感じられる風習の設定が素晴らしいと思いました。
そして、そんな設定を超えてくる展開には驚嘆せざるを得ません!
クールでバイオレンスなオチに至るまで…続きを読む