都会から友人の結婚式に招待され、村に訪れた主人公。
そこの村ではお祝いではなく、罵詈雑言をもって、結婚式を彩る風習がありました。
酔いもたけなわ、次々と罵詈雑言を言う村人たち。やがて主人公にマイクが回ってきます。果たして彼は何を言うのか――。
「祝い」と「呪い」似て非なるもの。
主人公にマイクが渡るまではドキドキし、その後は脳裏にありありと光景が浮かびました。
主人公の友人は一体、どんな気持ちで申し出たんだろうと切なくもなりました。
友人夫妻がぶじであることを祈っています!
とても上手いです!
ご一読下さい…!!
そして、言葉の持つ強さについて、考えてください。
オススメします。ぜひ!!
祝辞が禁忌のため、罵倒で言祝ぐ。
そんな場所で起こる驚愕の物語です。
こんな独自ルールを最初に説明しますと〝因習村かな?〟
そう思われるかもしれません。
しかし類型的な因習村の話ではありません。
というか本作は、一筋縄ではいかないストーリーなのです。
物語は何度も反転します。
ある時点から物語は加速し、怒涛の展開を迎えるのです。
作中ではいくつもの超自然的な現象が、ごく自然なことのように語られます。
巧緻な構成と語り口。卓越した技量が虚構を違和感なく進行させるのです。
ブラックユーモアなアクションホラー。
いくつもの要素がぎっしり詰まったバラエティボックスのような素晴らしい作品です。
ぜひ、一度開けてみてください。
友人の結婚式に招待された主人公。
友人の出身地である村の結婚式は、なにやら変わった風習があるらしい。
そこで主人公が目にしたのは、新郎新婦に罵倒を浴びせる出席者たちの姿だった。
どうやら、この村において祝いの言葉は、呪いと同義であるのだ。
結婚式などの祝いの席では、罵詈雑言を送るのがよしとされている。
そして、友人代表として主人公にマイクが渡された。
主人公は友人に、どんな悪辣な言葉を送るのだろうか……!?
奇抜でありながら、現実味もしっかりと感じられる風習の設定が素晴らしいと思いました。
そして、そんな設定を超えてくる展開には驚嘆せざるを得ません!
クールでバイオレンスなオチに至るまで、面白さが突き抜けております!
是非ともご一読を!!!
「結婚式」という、誰もが知る幸福の象徴が、これほどまでに不気味な違和感へと変貌する物語があっただろうか。
舞台は、深い因習に囚われたある村の披露宴。新郎の友人として招かれた主人公を待っていたのは、私たちが知る「お祝い」とは正反対の光景でした。飛び交うのは怒号と悪罵。マイクを握る列席者たちが、次々と新郎新婦へ浴びせる凄まじい罵詈雑言。
「祝は口にて呪となる」
この村に伝わる不可解な教えには、一体どんな意味が隠されているのか? なぜ彼らは、祝辞を「呪い」として恐れ、徹底的に忌み嫌うのか?
物語は、都会から来た「部外者」である主人公が、宴の中でマイクを突きつけられることで臨界点を迎えます。村人たちの冷ややかな視線と、事前に新郎の父から受けた「警告」。極限の緊張感の中、彼が選択した「最初の一言」が、会場のすべてを一変させていきます。
読み進めるほどに積み重なる謎。そして、村人たちの正体が明かされたとき、読者はこの風習に隠された「あまりにも残酷なロジック」を目の当たりにするでしょう。
言葉が持つ真の意味を問い直す、鮮やかなミステリー。最後に待ち受ける光景は、救いか、それとも破滅か。その真相は、ぜひ最後まで見届けてください。
祝いと呪い、よく似た漢字だが真逆の意味を持つ。
ある田舎村では祝いの場で祝辞を述べてはいけないという奇妙な風習がある。
タイトルでお分かりのように、祝は口に出すと呪となると信じられて来たからだ。
そこで行われた親友の結婚式で、招待客はみんな、祝辞の代わりに罵詈雑言を浴びせかける。
主人公にマイクが回って来た時、彼のとった行動は?その理由は⁈
その理由を知った時、作者の発想力に驚嘆した。
私もこのお題を見た時、同じ“祝”と“呪”をテーマに書いてみようかと考えたが、この作品を超えられないだろう。
上質なホラーをたくさん書かれている仁木さんが大晦日に贈る、とびきりのホラー掌編、おススメです♪
ホラーの名手、仁木一青さんの、「お祝い」お題の短編です。
これはいいですね。これは傑作ですよ。目からウロコが落ちました。このアイデア、センスは抜群です。文章も読みやすく、引き込まれて一気に最後まで読破しました。
「祝い」と「呪い」は、どこがちがうでしょうか。その親友の祝言に呼ばれた主人公は、呼ばれたお客が皆、新郎新婦に罵詈雑言を浴びせる姿に、「本当にやるんだ。。」と驚きます。お祝いを口で伝えると「呪い」になることから、めでたい席では悪口雑言を述べるのが慣習なのです。
だけど。。挨拶の順番が回ってきた主人公はどうするでしょうか?
最後は、なるほどー、そういうことか! と納得しつつ、「新婦はどうした新婦は」と心配してしまうわたくしがおりました。
こののちどうなったか分かりませんが、末永くお幸せを。あ、これ言っちゃいけなかったんだw
これお勧めです。是非どうぞ。