放送される天気がイカれています。
説明される言葉がイカれています。
天気予報の形式の終末報告です。
ドゥームズデイ・レポートです。
とても人類の生存できる状況ではない数値を粛々と述べて住民の死を予測するのです。
高温、硫酸の雨、硫化水素。
留まる事を知らない過酷な環境が、■■市■■郡座盆地修町を襲います。
天気予報士の嵐山霙が話す人命を軽く扱う言葉。わけわからなく歪んだ世界の倫理観に触れた読む方はクラクラとトリップすること請けあいです。
不条理を不条理として楽しめる方のためのエンターテイメントです。
ぜひ、お楽しみください。
天気予報、というかもはや地球の終末が告知されているような……。
嵐山霙による天気予報が流されます。
でも、予報の内容を聞いていると、通常の晴れとか雨とかの感じではなく、なんか妙に専門的な「化学な用語」がいくつも登場することに。
理系畑の作者様ならではの化学知識満載な天気予報。
つまり、空とか大気に「普段は耳にしないような化学なもの」が溢れているという。
これは、どうやったら生き延びられるのか?
そもそも冒頭の「車のボンネットを使えばフライパンで調理ができる」とか言い出している辺り、人が外に出ていい気温じゃない。
読めま読むほど、「末期」な感じが窺える世界。予報の内容が色々とぶっ飛びすぎていて、途中からそのブラックな世界観にニヤリと頬が緩まずにいられませんでした。
「天気予報」というものをとても斬新な形で料理したホラーモキュメンタリー。かつてない読書体験が得られます!