口は災いのもと。あなたもご注意!

 ホラーの名手、仁木一青さんの、「お祝い」お題の短編です。

 これはいいですね。これは傑作ですよ。目からウロコが落ちました。このアイデア、センスは抜群です。文章も読みやすく、引き込まれて一気に最後まで読破しました。

 「祝い」と「呪い」は、どこがちがうでしょうか。その親友の祝言に呼ばれた主人公は、呼ばれたお客が皆、新郎新婦に罵詈雑言を浴びせる姿に、「本当にやるんだ。。」と驚きます。お祝いを口で伝えると「呪い」になることから、めでたい席では悪口雑言を述べるのが慣習なのです。

 だけど。。挨拶の順番が回ってきた主人公はどうするでしょうか?

 最後は、なるほどー、そういうことか! と納得しつつ、「新婦はどうした新婦は」と心配してしまうわたくしがおりました。

 こののちどうなったか分かりませんが、末永くお幸せを。あ、これ言っちゃいけなかったんだw

 これお勧めです。是非どうぞ。

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