真冬の堅牢な雪密室。雪面には被害者の足跡以外に見当たらない……。

 一挙に寒くなってきた今日この頃。本作は今の季節にピッタリの「雪密室」ものの作品です!

 お題「天気」と来たらミステリ好きなら連想せざるをえない雪密室に、本作は真正面から勝負しています!

 夜中のとある児童公園にて。「呪いの樹」と呼ばれる椚の木を目指して歩いていく女がいました。あたり一面は雪に覆われているなか、彼女は「呪いの樹」に到着。自前の藁人形を金槌と杭で打ちつけます。

 翌日「俺」は女性が滅多刺しの遺体になっているのを発見します。周囲には女性の「行き」の足跡しかなく、犯人の逃げ道はどこにもありません。果たして事件の真相は――とこんな感じのお話です。

 雪密室の王道を地で行くような作品で懐かしささえ覚えます。トリックも問題編での様々な設定ならではのものとなっており、惹き付けられました。

 ミステリ好きなら一読の価値ありの作品です! 是非お楽しみください!!

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