失敗を恐れるな。希望に満ちた心暖まる後編に驚愕不可避!

 村の伝統舞踊を踊らなくてはならない家系に生まれた典保。彼はそんな現実から逃れたくて反抗するも、結局嫌々ながら踊る羽目になります。踊りの振り付けも何も覚えていない状態で――。

 世の中意外となんとかなるんだよ。そういうメッセージに僕は聞こえました。

 伝統のしがらみから逃れたい。失敗するのが怖い――。そういう感情は人間ならば誰しも感じたことがあるものでしょう。

 それでも失敗を恐れず挑戦したら、案外物事は上手く運ぶのかもしれない。そんな希望を与えてくれるお話でした。

 前編を読み終えてから後編を読むと、物語の見え方がガラリと変わります。見事などんでん返しでした。

 特に後編は読んでいてとても爽快感があります。何か失敗したり現実が怖くなったりした方、是非本作を読んでみてください。周囲の人は意外と他人の失敗など気にしていないのかもしれません。

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