概要
籠の中の銀竜と、彼女を選んだが為にすべてを失うことになる英雄の物語
世界が〈大災厄時代〉の苦難に喘ぐなか、伝説の竜剣を手に人々を救う美しき英雄プトレメウスには、ある秘密があった。絶世の美姫と謳われた神聖アウロラ王国の亡き聖公爵ジュリア。本来、聖龍王の花嫁となるはずであった彼女と、彼は十六年前に密かに結婚した。それは神への反逆であり、世界への裏切りだった。そしてジュリアの魂がふたたび地上に戻された時、英雄は愛と責務との間で選択を迫られ、かつての罪の代償を求められる。
時を遡ること24年。
12歳の聖公爵家息女ジュリア=ルシーヌは、オレニア大公世子プトレメウスを最強の魔導師にすべく、あらゆる手段を用いて彼を高みに引きあげようと画策していた。しかしそれは、やがて意図せぬ呪詛へとプトレメウスを引きずり込む。
魔物との戦い、魔導師ギルドの思惑、宮廷での陰謀、恋と友情
時を遡ること24年。
12歳の聖公爵家息女ジュリア=ルシーヌは、オレニア大公世子プトレメウスを最強の魔導師にすべく、あらゆる手段を用いて彼を高みに引きあげようと画策していた。しかしそれは、やがて意図せぬ呪詛へとプトレメウスを引きずり込む。
魔物との戦い、魔導師ギルドの思惑、宮廷での陰謀、恋と友情
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!読書の快感が味わえる重厚ファンタジー
星王暦5229年〈黄金龍の月〉2 の回想 出会い その15まで拝読したレビューです。
正直、最初はとっつきにくいかもしれませんが、読み進めるほどに味が出る作品です。
① 構成の妙
物語は過去編と現在篇を繰り返していきます。冒頭から、章ごとに違う人の目線でじわじわと主人公プトレメウスの内面に迫っていくのがたまらない読書快感です。薄皮をはがすように真実に迫っていくというか。
② 文体の快感
海外翻訳ファンタジーのような、格調高い文章も魅力です。作中に引用される故事、言い回しから、作品世界が重厚な歴史をもつ世界であることがわかります。
③ キャラクター
私が現代編に出てくるコスタスというキャラクタ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!名作ゲーム、ファンタジーとして甦る!
この作品は、名作FlashゲームCagelingを作者自らが小説化したものである。当時、ゲームとして多くの人々を魅了した作品だが、小説に姿を変えてもその魅力は失われていない。
とはいえ、この作品は気軽にサクサク読める類のファンタジーではない。読む側にはゲームの攻略のように、忍耐と集中力を求めてくる。登場人物たちの関係、宿命、さらには歴史的背景の重層構造を読み解いていく過程は、まさに謎解きである。だが、それが楽しめる読者にとっては、この作品に出会えたことは僥倖とも言える。
重厚な世界観や宿命を背負った人物たちのドラマ、そして歴史の積み重ねを一つ一つ紐解きながら読むことが好きな読者には、間違…続きを読む