概要
たとえ人の世から引き離してでも、彼に生きていて欲しかった
世界が〈大災厄時代〉の苦難に喘ぐなか、伝説の竜剣を手に人々を救う英雄プトレメウスには、ある秘密があった。絶世の美姫と謳われた神聖アウロラ王国の亡き聖公爵ジュリア。本来、聖龍王の花嫁となるはずであった彼女と、彼は十六年前に密かに結婚した。それは神への反逆であり、世界への裏切りだった。そしてジュリアの魂がふたたび地上に戻された時、英雄は愛と責務との選択を迫られ、かつての罪の代償を求められる。
時を遡ること24年。
聖公爵家息女のジュリア=ルシーヌは、オレニア大公世子プトレメウスを最強の魔導師にすべく、あらゆる手段を用いて彼を高みに引きあげようと画策していた。しかしそれは、やがて意図せぬ呪詛へとプトレメウスを引きずり込む。
架空の世界ユーフラニアを舞台にした数十年に及ぶ愛と冒険の歴史絵巻。
——2
時を遡ること24年。
聖公爵家息女のジュリア=ルシーヌは、オレニア大公世子プトレメウスを最強の魔導師にすべく、あらゆる手段を用いて彼を高みに引きあげようと画策していた。しかしそれは、やがて意図せぬ呪詛へとプトレメウスを引きずり込む。
架空の世界ユーフラニアを舞台にした数十年に及ぶ愛と冒険の歴史絵巻。
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