概要
明治時代、魔法と人間が共に生きる世界で、相棒である白猫・ソラと共に、港町を訪れた彼は、倉庫街で倒れている少女・霜月優香と出会う。
彼女は、かつての火災にまつわる重要な秘密を抱えていた。
魔法と絆が織りなす、和風魔法ファンタジー。
※なろうにも投稿しています。
※文章の校正とイラストの作成にAIを使用しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!魔法と共に生きる日常、日々を彩る物語
白猫と暮らす、とある魔導士が主人公のお話です。
主人公のユウナさんは地に足がついた人でありつつ、『この人に明日何かいいことがあって欲しい』と思わせられるような、とても優しい人物です。白猫のソラは猫らしい気ままさで場を和ませてくれたりと、ひたすらに癒されます。
作中では魔法や魔法を使える人々の存在が、日常や社会制度も含めた世界観にしっかりと組み込まれている点にも強く引き込まれました。
主人公ユウナの魔法はその世界観の中でも少し特異なのですが、魔法発動のシーンではその発動過程も詳細に書き込まれており、何かが組み上がっていく様子が毎度目に浮かぶようでした。個人的に『自分も使ってみたいなあ』…続きを読む - ★★★ Excellent!!!作品を覆う温かなもの
最初に主人公が桐ダンスから畳紙で包まれた着物を取り出す。
随分と古風なのだと感じたが、時代は「明治」。
未来か異世界かと勝手に想像し読み進めていると驚かされた。
そして魔法が素敵だ。
四大属性がどうとか魔法陣の構築がどうとか、面倒くさいことは一切無い。
ただ、「在る」ということで物語は進む。
『ふらいんぐうぃっち』や『ウィッチクラフトワークス』の感じか。
理論構築でのリアリティではなく、もっと大切な何か。
物語はそういう温かな雰囲気で満たされています。
だから読んで行くと温かくなる。
作者様が「明治」を舞台にした意向を想像し、賞賛したくなる。
人間が「科学」に浸されず、まだそれに夢想し驚いて…続きを読む - ★★★ Excellent!!!無属性の奇抜な魔法を使う魔導士が活躍する、和風をファンタジーです!
深夜の電話に「うるさい」と舌打ちし、不機嫌を露わにする青年・利他(リタ)は、目覚めを妨げた相手への文句は欠かさない、偏屈で不愛想な魔導士だ。彼の相棒は、布団からぬるりと現れる白猫の兄・ソラ。
この作品は、一匹と一人が異様な事件に立ち向かう、和風ファンタジーです!
組合を辞め、細々とした生活を送る彼らに舞い込むのは、いつも厄介な依頼ばかり。
燃え盛る研究所を包む、あまりに美しく心地よい黄金の炎……
そして、灯台を優に超える巨体で街を襲う異形の巨大うなぎ……
利他が使うのは、どの区分にも属さない「無属性」の魔法。その魔法を使い依頼を解決していく姿は必見です!
和の情緒が漂う世界で、不平を…続きを読む - ★★★ Excellent!!!相棒の猫と共に傘で飛ぶ!明治時代の魔導士のお話
どこかノスタルジックな雰囲気がある本作。
魔導士協同組合を抜けたユウナはいつも素寒貧。村の人々からお手伝い程度の依頼をこなす彼の元に、さまざまな依頼が舞い降りてくるというのが大まかな流れ。
かわいい白猫の相棒を連れ、
和傘に乗って空を駆ける。
時には火事を鎮火させたり、時には巨大うなぎを倒したり。
現実でありそうな内容にファンタジーの要素を取り入れてあり、読んでいてとてもワクワクしました!
魔法の要素もたくさん散りばめられている和風ファンタジーですので、和風好きにもファンタジー好きにも刺さるはず!
優しい気持ちになれるこの物語を、皆様もぜひ読んでみて…続きを読む