少年の描いた絵はやがて本物になる
- ★★★ Excellent!!!
金儲けのために来る日も来る日も金魚を描かされる少年と、彼の世話係となった隼人。
世話以外のことはしてはいけないという雇い主からの言いつけを破って交流しているうちに、隼人は何度か絵から生まれた生き物の行く末を決める機会を得ます。
元は絵でも、命は命。だったら本来あるべき場所にいさせてやった方がいい。
そう考える隼人に、雇い主から捨ててこいとある荷物が渡されます。見ない方がいいのに、ある時隼人はその荷物の中身を見てしまい――
絵の生き物が命を得る様が美しく描かれた、切なく幻想的な物語です。