ファンタジーを混じえながらも戦後史に向き合った大作の予感
- ★★★ Excellent!!!
このお話は作者様が既にお書きになられているシリーズの一環を成すものですが、コメディがやや勝った他シリーズと比べ、戦後、そして阪神・淡路大震災に否応なく巻き込まれ、運命を狂わせられた人々の群像劇の形を取っているように思います。
カジュアルな切り口と、作者様の実に豊富な知識。
キャラクター達の心の機敏。
舞台は様々に変わりながらも彼らの人生に目が離せません。
昭和史から始めるとなると作者様にもそれなりのパワーが必要かと思いますが応援していきたい!
そんな作品です。
令和の世になり忘れがちな昭和・平成史。
こちらの作品で是非振り返ってみて戴きたいと思います。