概要
しかし、心安らげる場所を見つけた彼らを、消せない過去が迫いかけて来る。
この物語は犯罪や暴力を容認、推奨する物ではありません。煙草は20歳になってから!
また、物語の登場人物達はケアについて学んでいる途中であり、特定の疾病や指向をお持ちの方を傷付けたいという意図は全く持っておりません。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!荒んでいた男子大学生が出会った女性に惹かれていく、青春ラブストーリー!
大学で荒れた生活を送っていて、現役卒業も怪しかった翔吾。
お嬢様然とした女子大生の夕月。
ふたりは偶然出会い、互いに惹かれ合い、次第に距離を詰めていきます。
恋愛ジャンルで甘々な展開ももちろんありますが、それよりも青春ラブストーリーとして、翔吾と夕月が成長していく姿が心に残ります。
物語の冒頭でふたりは未熟な大学生に過ぎませんでした。
しかし襲いかかってくる苦難を乗り越えることで、人として成長していきます。
卒業も危ぶまれていた翔吾にも、将来の夢が芽生えます。
正しい努力は報われる。
それを象徴するかのような物語は、日常に疲れた方々にこそ読んでいただきたい。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!君が、私の帰る場所
読了後のコメントになります。
恋愛小説なのですが、翔吾くんと夕月さんという、2人の大学生活のアルバムを覗いているような気持ちになるくらい、感情の機微や人間関係の変化を緻密に描かれた物語です。
将来をうまく思い描けないでいる、正反対なようでいて根っこに近い孤独を抱える2人が出会い、ゆっくりと心を通わせていくストーリーは、甘酸っぱい青春を感じさせながらも、自立した1人の大人として人生を歩もうとする等身大の葛藤が描かれていて、単に恋愛ものとしてご紹介するのは勿体無い魅力に溢れています…!
もちろん大学生の男女ならではのイベントや、胸がきゅんとするようなシーンも盛りだくさんです。
友人や家族…続きを読む - ★★★ Excellent!!!対極の二人が互いを照らし合う、心揺さぶる青春の抒情譚……。
これは、大学生の男女――偶然のようで運命めいた出会いを果たした、全く異なる世界を生きてきた二人が紡ぐ物語・・・。
主人公の夕月さんは、一見すればどこにでもいる、真面目に日々を歩んできた女子学生。
そんな彼女の前に現れたのは、荒れた家庭で育ち、喧嘩と女に囲まれながら、息をすることもままらなない状況下で生きてきた翔吾だった――。
対極の環境で育った二人が互いを尊重し、受け入れ、支え合いながら過ごす日々は、時に胸を締めつけ、時にじんわりと心を温めてくれます。
読み進めるうちに、まるで彼らと一緒に泣いたり笑ったりしているような、そんな没入感を味わっていることに気づきました。
それは作者さまの…続きを読む - ★★★ Excellent!!!透明な筆致、確かな鼓動
10話まで拝読し、確信を持って言います。これは読みやすくて瑞々しい「文学」です。
大学生の二人が手探りで思いを交差させていく過程が、過不足なく、丁寧に描かれている。主人公も恋人も、自然に感情移入できる立ち上がり方をしていて、ページをめくる指が止まりません。
比喩は控えめ、心理描写は緻密。少ない行数で大切なことをきちんと届けてくる筆致が心地よい。淡々としていると感じる方もいるかもしれませんが、私はむしろ、こういう静かな強さこそ小説の魅力だと思います。大好きです。
作品の内容にたいして、現在までは驚くほどの★の少なさですが、このような作品に出合えるのがカクヨムの魅力だとも思います。