概要
東京の地下に存在する幻の駅と予言が当たると大注目される人気予言者Vtuber【あいは】――その謎に迫ろうとする颯馬と莉乃。しかし、そこは地上から固く閉ざされた幽玄の地。誰も立ち入れない地下に眠るその場所が、触れてはいけない秘密結社に通ずることを知ってしまう。
配信のたびにその場所について口ずさむ【あいは】の謎のフレーズ。新たな都市伝説を示唆する次なる予言。そこに隠された本当の意味とは……
ミステリー日間ランキング2位(25.12.21付)
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ミステリー週間ランキング4位(25.12.24付)
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おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!もしかすると、あなたのその足下に『彼ら』が実在しているかもしれません
高校の「ミステリー研究部」に所属するちょっと冷めた性格の部長・伴颯馬と、ハイテンションな新入生・中村莉乃、そしてどこか浮世離れした顧問の万田綾。
彼らが学園祭のテーマに選んだのは『上野公園の地下に秘密結社が実在する』という都市伝説でした 。
本作は一見すれば平和な学園生活や家族の光景を描きながら、その裏側に潜む巨大な陰謀や過去の悲劇を少しずつ明らかにしていく非常に構成力の高いミステリー作品です。
また明るいテンポの学生たちの掛け合いの裏で「ラヴィーズ(RVZ)」という不気味な組織の影がちらつく緊張感を常に感じさせる仕掛けも実に魅力的です。
特に注目すべきは顧問の万田綾が時折見せる、深い…続きを読む - ★★★ Excellent!!!忌む病が再生させる絆。強エンタメミステリー
初めてのジャンルに毎年挑戦しておられる作者さまです。
一昨年のアイカノ(SF)、昨年のすずなり(ホラー)に続いて、今回は初めてのミステリー!
刹那さまと一緒に毎年新しいジャンルへとのチャレンジ、リアルタイム性はカクヨムの楽しみ方のひとつです!
読む前にやっぱり気になってた。
初めてのミステリーとして、ミステリーらしくはあって欲しいけど、この人しか書けない作風がなくなってしまったら、きっと読む意味を見失ってしまうだろうなって。
だって世の中にはすでに書籍化されている古典が無数にある。らしさがないなら、もうあるベストセラーを読めばいいから。
逆に「らしさ」があるんだったら、そのリアルタイム性…続きを読む - ★★★ Excellent!!!花は真実。嘘偽り
仕事の合間に読んだら、一日で一気読みしてしまいました。
最後まで読んで、あの穏やかな花見のシーンが、私の中で物語の時系列が反転しました。
私が最も感嘆したのは、AIチャットボット「リリィ」の扱いです。 莉乃が好きな人を尋ねた際、AIが返した「バンダリオンさん」という回答。 作中では誤作動として笑い飛ばされ、私もそのまま流してしまいました。
ところが終盤、17年前のネームタグに刻まれた「V*******N(ネタバレ防止)」の文字を見た瞬間。 あれは最初から真実を告げていたのだと悟りました。
バグだと思っていたものが、実は物語の核心だった。 この仕掛けには唸らされました。
朔夜零司とい…続きを読む - ★★★ Excellent!!!読み終えた後も終わらない物語……真実と人間を描いた衝撃作
本作は、医療サスペンスとヒューマンドラマ、そして社会的テーマが極めて高い完成度で融合した、唯一無二の物語です。
狂犬病という現実に根ざした題材を軸にしながら、家族愛、倫理、信頼、そして人の「善意」と「狂気」が幾重にも重なって描かれていきます。
一見すると救済の物語に思えたものが、読み進めるほどに静かな違和感を孕み、やがて読者の価値観そのものを揺さぶってくる構成は圧巻の一言で。
キャラクターたちは誰もが人間らしく、正しくあろうとしながらも脆く、その選択一つひとつに強い説得力があります。
終盤にかけて明かされる「真実」は決して派手な展開ではないのに、背筋が冷えるほどの衝撃を残し、読後も長…続きを読む - ★★★ Excellent!!!東京の地下に秘められているものは、私達の日常を変えてしまう
第二話で描かれている高校のミステリー研究部から、物語が見えてきます。
生徒に人気の可愛い先生と、明るい一年生の女子、マイペースな二年生の男子(先生に説得されて部活動をしている模様)がいて、学園祭での発表テーマについて話し合っている……どうも先生は都市伝説が好きなようで?
そこで話題に上がる、東京の地下に存在する幻の駅、というところで、わーっと持っていかれました。
何それ、気になる! と。
読み進めていくと、日常の風景が変わり始めます。
最後、人気予言者Vtuber【あいは】の言葉が、本当に怖くなります。
この物語の続きをぜひ読みたいと思いました。