概要
ゆえあって、鉄拳制裁につき。
マリアは正色教会の信徒である。
そしてカレイル辺境伯の好意で、風変わりな学園に入学してしまう。
しかしどうもどうやら、彼女はなにかと常識外れ。マリアは魔法を知らない。
「箒で空を飛ぶ?」と、悩む。
「ゴーレムさん?」と、呼ぶ。
「魔法……?」と、首を傾げる。
常識は教会にて培った。意は主が赦す、行いを主が正す。ならば迷いなく言えるだろう。卑劣な悪魔には拳を、悪辣な逆徒にも拳を、忍びない悪漢にも拳を。
『迷ったら一発殴ってみよう』そう考えては、鉄拳は装填される。友人は止めるだろうか、先輩は諌めるだろうか、カレイルは推めるだろうか、でもきっと悪魔は笑う。
――主はあらゆる咎を赦し、罪をこそ罰しましょう――。
「ごきげんよう、どうぞ死んでくださいっ!」
マリアの小さな鉄
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!webに載せるにはもったいない。ぜひ公募へ。
現在公開されてる範囲を読んで、僕には書けない作品だなと感嘆しました。どうしても自分は三人称だろうが主人公にどっぷり感情移入させるような体験型の物語を書いてしまいます。
いわゆる覗き見型の物語を描ける方は尊敬します。
キャラたちが“そこにいる”感を大事にしてて、会話は「現地の人たちが普通にしゃべってるだけ」読者は、その生活や価値観を横から覗いてる、という形。
主人公の視点にがっつり同化させて、 「こうなりたい、こういうことしたい」という欲望ラインがはっきりあって、会話も「読者に世界設定・状況を分かりやすく見せるため」の役割が強いタイプとは真逆。本当に素敵です。
古き良きライトノベルの雰…続きを読む