概要
いつもアルバイト募集中の張り紙が貼ってある古書店『お伽堂』。
都会から飛ばされてきた間(はざま)は、ひょんなことからこの店で「オマエ」と名乗る青年と出会う。
彼は異世界を食べつくした人外で、店主は七つの世界を救った勇者……だった!?
非日常な日常はどこまで続くのか——やがて訪れる決断の時、お人好しが選び取ったものとは。
人ならざるものと人との距離感を、日常に潜む違和感とともにゆるゆる紡ぐオカルトコメディ、完結済!
小説家になろうにも掲載しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!四季を通して『異常』はいつのまにか『日常』となる
都会から飛ばされてきた主人公、間が「オマエ」と名乗る青年と出会ったことから紡がれるちょっと『異常』な日常を書いた物語です。
オカルト、となっていますがホラーではありません。あくまで『異常』な『日常』なのです。
何故ならオマエは常にお腹が空いている人外ですが、見た目は青年。それもイケメンです。
そして古書店『お伽堂』の店主は元勇者。
そんな人(?)達と四季を通して過ごす異常な日常を見守っていく物語です。
最初は『異常』に違和感を抱き、時にほんの少しだけ驚いたりするのですが、物語が進むにつれて『異常』は『日常』へと変化していくのです。
四季と共に、四季の行事と共に。
間とオマエのやり取りも少しず…続きを読む - ★★★ Excellent!!!二人の関係性を一言で説明するのは難しい。読んで感じてもらうしか
名状しがたいこの作品、どう紹介したらいいのか。お薦めポイントは山ほどあるんですよ! でもその魅力を表現する言葉が思いつかなくて、貧相な自分の語彙力を呪うばかり。
なので「ここが良い!」 と思ったものを列挙します!
一話読み切りの、季節のイベントの話題の短編で構成されている感じなので、隙間時間でもちょちょいと読みやすいです。たまに、そんな行事があったんだと知見を得る事も。
そしてこの作品、とにかく心に優しい。疲れてる時に読んでも、読める。精神に負担にならないというか、ささくれや棘がないというか。だからといって刺激がないわけでもない。心地よい繰り返しの柔い波が打ち寄せるような…。泣ける…続きを読む - ★★★ Excellent!!!心霊スポットかパワースポットか。不運な男と人外青年の「非」日常譚
どうにも運の巡りの悪いサラリーマン・間さんと、霊や念を主食とする人外イケメン『オマエ』くんによる、ちょっと不思議なオカルトスローライフを描いた物語です。
都会から左遷されてきた間さんが、古書店『お伽堂』でオマエくんと出会ってからの日々を、季節の流れとともに追っていく構成。
その時期ならではの行事ごとや、そこに絡む人と人ならざるものの念や情は、日本人ならばすっと馴染んで腑に落ちるものばかり。
『寄せ付けやすい』体質の間さんと、間さんに寄ってきたものを捕食するオマエくんは、まさにWin-Winの関係性。
マイペースな人外理論で突き進むオマエくんと、常識ベースでツッコミを入れる間さんとのやりと…続きを読む