概要
魔力があるのに使えない…!そんな世界であがく少年の生き様を見よ!
魔力を感知できない「枯れ者」——全員が魔力を持つこの世界で、その流れだけが視えずに生まれた少年、ソルト。
仲間なし。後ろ盾なし。廃域探索者の最底辺。無能と蔑まれ、誰にも期待されない。
だが、彼にだけ視えるものがある。
廃墟の床にかすかに残る「光の筋」——かつて誰かが歩いた痕跡の重なり。魔力の視えない目にだけ浮かぶそれが、能力なのか、ただの気のせいなのか。まだ、本人にも分からない。
九年前。偉大な探索者だった父ケインは、公式地図が「崩落・行き止まり」と記す区画の先へひとりで入り、戻らなかった。手元に残ったのは、柄に刻みのある短剣が一本。
ソルトは追う。感知の代わりに、足跡と、石の擦れと、光の筋を読んで。
「行き止まり」の先には地図にない領域が広がり、そこでは旧文明の機構が——今も、動
仲間なし。後ろ盾なし。廃域探索者の最底辺。無能と蔑まれ、誰にも期待されない。
だが、彼にだけ視えるものがある。
廃墟の床にかすかに残る「光の筋」——かつて誰かが歩いた痕跡の重なり。魔力の視えない目にだけ浮かぶそれが、能力なのか、ただの気のせいなのか。まだ、本人にも分からない。
九年前。偉大な探索者だった父ケインは、公式地図が「崩落・行き止まり」と記す区画の先へひとりで入り、戻らなかった。手元に残ったのは、柄に刻みのある短剣が一本。
ソルトは追う。感知の代わりに、足跡と、石の擦れと、光の筋を読んで。
「行き止まり」の先には地図にない領域が広がり、そこでは旧文明の機構が——今も、動
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