概要
部室で見つけたDVDから始まる、七年前の謎を巡る青春ミステリー
映像研究部に所属する高校生の 村瀬 と 柏木 は、部室の片付け中に古いDVDを発見する。
そこには、同じ高校の制服を着た一人の少女の映像と、最後に収録された謎めいた謝罪のメッセージが残されていた。
DVDには「いつか」という言葉だけが記されており、二人は映像に映る少女の正体を探し始める。やがて彼女が数年前の卒業生 霧島いつか だと判明するが、当時の彼女について語る人々の証言は食い違い、誰もが違う「霧島いつか」の姿を語る。
映画制作を名目に関係者への聞き取りを進める中で、二人は過去に埋もれた友情や恋愛、噂や誤解、そして誰にも知られなかった想いに触れていく。
そこには、同じ高校の制服を着た一人の少女の映像と、最後に収録された謎めいた謝罪のメッセージが残されていた。
DVDには「いつか」という言葉だけが記されており、二人は映像に映る少女の正体を探し始める。やがて彼女が数年前の卒業生 霧島いつか だと判明するが、当時の彼女について語る人々の証言は食い違い、誰もが違う「霧島いつか」の姿を語る。
映画制作を名目に関係者への聞き取りを進める中で、二人は過去に埋もれた友情や恋愛、噂や誤解、そして誰にも知られなかった想いに触れていく。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!届かなかった過去の声を追う。伏線と感情が美しく交錯するミステリー
6年前に遺された1枚のDVDをきっかけに動き出す、不器用な高校生たちの物語。
「霧島いつか」という少女の過去を掘り下げるミステリとしての面白さはもちろん、セリフひとつひとつの言葉選びや、対話のなかで暴かれていく「人間の二面性」の描き方が非常に秀逸です。
周囲の無神経な噂話に流されない村瀬の聡明さ、そして他者の孤独を決して置いていかない晴光の真っ直ぐな強さ。彼らの瑞々しい感性が、物語の重苦しい謎を爽やかに塗り替えていきます。
感情論だけで突き進むのではなく、散りばめられた違和感を拾い上げていくロジックも綺麗に組まれており、ミステリとしての読み応えは抜群です。
過去の「いつか」と、現代…続きを読む