このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(75文字)
文学らしい作品。現実にある小説などの名前が出てくるところに妙なリアリティがあり、主人公が本当にいる人物かのように感じられた。物語を書く側ならより共感できる作品です。
『泣き虫の天使』で心を掴まれ、今作も一気読みをさせていただきました。最小限の言葉で最大限の情景を描き出す、その稀有な表現力に脱帽です。説明に頼らずとも、物語の世界が目の前に広がるような没入感を味わえました。ネタバレになるので多くは語りませんが、構成から内容まで、すべてが一線を画す名作。出会えてよかったと思える執筆者様です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(211文字)
登場人物が作者の部屋に現れる——その大胆な設定の裏側に、 星ジョージ様の創作に向き合う誠実さと、言葉への深い敬意を感じました。翔というキャラクターが、時に支え、時に揺さぶり、 最後には作者の心を動かしていく。その過程がとても丁寧で、いつしか翔のことを身近に感じている自分に気づきました。ラストは、小説を書き終えたときにふと味わう寂しさと重なっているのかもしれないとも感じました。素敵な物語をありがとうございます。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(199文字)
主人公はシナリオライターをめざす青年。 そんな彼の前に『今まさに書いているシナリオの主人公』を自称する青年が現れた! プロ作家様が仰る「登場人物が勝手に動くから、私はそれを書きとめている」……作家を夢見るものであれば誰もが夢見るシチュエーションを、主人公は『ありえない』と認めようとしない。だが、その青年が彼以外には見えないこと、その他の不思議な現象により主人公は不承不承青年の主張を認める。 そんな青年には、ある願いがあるのだが……。 青年の願いは叶うのか?主人公の願いは?? 読んでよかった……と思ってしまうお話です。ぜひ、ご一読ください。
小説を書く時、作者が自分の頭で考えて人物を動かし物語を進めるというのは、ごく普通のことである。しかしそれでは心情の動き、言動の流れに違和が生じることもある。人物を掘り下げて、その声を聞いてみたことはあるだろうか。この作品は登場人物と共に作品を創り上げる一風変わった物語だ。キャラクターと会話をしながらリアルタイムで進められていく原稿にページをスクロール手が止まらない。まるで人物がそこにいて会話をしているかのようなテンポとリアリティは圧巻。ぜひ読んでみてほしい。
登場人物たちの内面が繊細に描かれていて、読んでいて自然と感情が重なりました。特に翔の、生きる意味を模索しながら揺れ動く姿には強く引き込まれました。ひろしと出会うことで、少しずつ心がほどけていく様子が静かに、でも確かに伝わってきて心に残ります。そしてラストはとても印象的な締めくくりでした。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(165文字)
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