透明な彼女と群青色の僕

主人公・葵は、天文学部のレポートに追われる大学生。舞台は日本一星空が美しい長野県阿智村。
ある日、華純が記憶喪失のふりをして葵の元に現れる。葵は、彼女を引き取り、過去のトラウマに向き合わせながら支える決意を固める。実は、華純の両親が事故で亡くなり、記憶を失ったことで心に深い傷を負っていた。彼女は地元から逃げるように阿智村に来たのだった。しかし、身元引受人が現れ、二人は離れ離れになることに。
華純は「星になって消える」という死期を感じ、葵への気持ちに葛藤を抱えつつ、一人でその運命に立ち向かう決意を固めてーー
一年に一度しか逢えない二人の青春恋愛小説