カミサマのいない世界

天城照彦、十八歳。
趣味のパチンコを一日中打つだけの毎日。
夢も希望も、やりたいこともない。
ただダラダラと時間を浪費するだけの日々。

そんなある日

「ようこそ、異界の者よ。我が名はゼリュス。
　全知全能の神ゼウスの天恵を給う、この国の王である」

「どうして俺をこの世界に？」

「ちょっと暇だったので」

王の暇つぶしで異世界へと召喚された照彦。
そこは神と星の末裔が住む国、ギルリアン王国。その国には天恵と呼ばれる神の力が存在した。

ギルリアン王国は魔王もモンスターも存在しない普通の国ーーのはずだった。

「この国を救ってほしいのです」

王にこの国の未来を託され、神と星の戦いに巻き込まれていく照彦。

『創造の力』を持った照彦は
この国をどんな未来へと導くのか。