神々より強き者、異世界に降り立つ

龍馬は、神々に選ばれし「第零使徒」として、宇宙の秩序を守る調停者である。ある日、創造神リベルタからの要請で神々の定例会に出席した彼は、驚くべき話を聞かされる。異世界ユーティアの創造神アルティマが助けを求めているのだ。ユーティアでは、かつて高位の神であった存在が堕ち、魔神となって世界を滅ぼそうとしていた。勇者や賢者といった神々の寵愛を受けた者たちも、魔神にはまるで歯が立たない。

ユーティアは龍馬の世界よりも格上の存在が支配する領域であり、要請を断ることはできない。しかし、龍馬がその依頼を受けた理由は、彼が「人の身でありながら、すべての神々の力を宿し、神々よりも強い存在」であるからに他ならない。ユーティアの神々がその力を借りるために、彼に助けを求めたのだ。渋々ながらも龍馬はユーティアへ向かう。…続きを読む