狼子　由

エセ関西弁を話す男コバヤシと男物のジャケットを羽織り左右でメーカーの違うスニーカーを履く少女オオノは、バディを組んでいる。 このトウキョウにはν3菌飲料があり、これを飲むと超能力…

『正義感が強すぎて周囲をトラブルを起こしてしまう』という認識を持つ青年、寒川正人は、周囲の人間を怒鳴りつけて他人の話を聞き入れない日々を送っていた。そんな中、寒川はバイト仲間の千…

証明写真を撮りに行ったときに思いついた詩です。

映画館でのできごとです。 上映中は静かにしましょう。

オレは不死者だ。五十年ほど前、怪しげな魔法使いに怪しげな魔法をかけられた結果がこれだ。 不死者とは言っても、時間が経てば元に戻るだけで怪我もするし病気にもかかる。 本当に、死な…

「自分で選んだ道を進む」という生き方を大切にする少年、武藤大虎（むとう ひろこ）は入学した高校で年上の幼馴染である叶屋千途（かのや ちと）と再会する。幼少期の自分を助けてくれた憧…

怒ったときの自分自身について綴った詩です。 こういうことはみなさんにもありますか？

よくある思いやりの詩です

「牡牛」の名を持つスパルタの戦士タウロスが、ひとりの乙女に恋をした。だが、彼が想いを寄せた乙女アタランタは、「風」の異名をとるほどの俊足の持ち主。ひたすらに走ることが大好きなアス…

駅前歩いてるときに殴り書きした詩です。

ドラッグストアにシャンプー買いに行ったときに思いついた詩です。

致死性ウイルスにより人類の多くが死滅した世界で、ペットのロボット犬と共にひとり取り残されてしまった主婦の話。 　■　■ 一初ゆずこさん主催の『光と闇アンソロジー　狭間を旅する…

野心に人生狂わされた人たちの詩です。

　紀元前７世紀、古代ギリシャの大地にて…… 　アテナイ出身の主人公（※詩人志望）は、故郷の有力者の息子といざこざを起こし、半分だまされてスパルタに送られることに。 　その頃、スパ…

　評判最悪のゴミカス中年王子との結婚を強いられていた聖女ノエルは、クソみてーな結婚を回避すべく神に願う。 「どうか、わたしを溺愛してくれる素敵な王子様が突然現れますように」 　そ…

騎士になりたかったが神に選ばれずただの傭兵として日々を過ごしていた竜殺しのエオン。 彼は変わる時代の流れに置き去りにされつつあった。 戦場は今や剣を振るい、魔法の詠唱をし、一対…

逃げ切りがたい故郷への思いを綴った詩です。

夢に見てうわってなった思い出。

三十代でポリープできるって早いですかね？

行きつけの台湾料理屋のおばちゃんと娘さん。その策略と謎。

相互にぶつけたssです。 自分の性癖を詰め込んでしまったので未亡人と蝉が騒がしく鳴く夏が出てきます。

ミッドナイトギャラリーでかぁなっきさんに読んでいただいたものになります。

『ゴーストハウス・スイーパーズ』のハロウィン番外編を書きました。 本編未読でも最低限の内容は分かるようにしてあります。

　月虹が環を成す満月の夜。 　傭兵イェシムは、砂漠で倒れていた少女リンファと出会う。 　教団と父の妄信から逃れてきたリンファに、過去の因縁を抱えるイェシムは、葛藤しながらもその旅…

郷愁とは過去への追悼である。戻れない時間、戻れない場所、戻れない記憶を悼むことで僕たちはようやく前に進むことができるのだから。さあ、あなたの過去を振り返ろう。心配はいらない。飽き…

幸福物質に反応して脳を喰い荒らす謎のウイルス『虫』の蔓延により、人が防護マスクなしでは外を出歩けなくなってしまった時代。検疫と幸福度管理の徹底によって虫を抑えこんでいる抒情市で、…

夏坂日向の目の前で真冬は死んだ。 最後に彼女が言ったのは新作を読んでという言葉。 だから日向は読んだ。 まるで彼女自身のようなその三冊の本を。

かつて大陸の四大国すべてから認定を受け、世界を幾たびも救った勇者、コンラッド・ホードイェーガー。 故郷で彼を待っていたのは幼馴染の夫婦、ランディとジュリアのサーグッド夫妻の訃報…

月影結にはなりたいものがある。新月の晩に降りてくる『影穢』を祓う祓い人だ。しかし影穢祓いを取り仕切る已桐家の当主には認めてもらえていない。月の細い夜、結は塾の帰りに児童公園のジャ…

幽霊が出ると噂の旧校舎で謎の歌声を聞いた山岸千早は、そのかすれ声の主をハスキーさんと名付けた。ハスキーさんの声に魅了された千早は、クラスに馴染めずにいる近藤真美と一緒に旧校舎へ忍…

★脱力系エンジニア×ドローン型AIの異色バディによるSFエンタメ短編連作★ 　■　■　■ AIエンジニアの安藤アキト（３０）は、完全自律式のドローン型AIエージェント・メメを…

母を亡くした男が温泉を訪れる。

深夜零時。悪夢を食べないバク「夜霧」が店主を勤める喫茶店には、悪夢に関する悩みを持つ人々が客として導かれる。夜霧は人の夢から生まれた花を「お茶」にして人々に提供していた。彼のお茶…

朝を知らなかった私へ 夜を乗り越えた私より

私は私であると同時に私ではなくなっていく。それが何故かしら快いことのように感じられたのだった。

十年前の夏、世界は滅びかけて、そして救われた。他でもない、アイツの犠牲によって。 今日僕は久しぶりに母校を訪れた。アイツが見ていた「向日葵」に会うために。 「1分で読める創作小…

有名なスターホースの訃報を伝えるニュースの関連にあった、リンドンガールという地方馬の訃報のニュース。その名を目にした瞬間、「私」は十年前の日々を思いだした。好きなお姉さんが働いて…

天使を見たことがある人ならばわかると思うが、天使というものはどこにでも隠れているものである。 しかし、それを知っている人は意外と多くないのである。

　ロッテ・ヴァーグナーは領地のない男爵家の長女。貴族ならみんな使える魔法だけど、末端貴族である彼女が使えるのは特殊な転移魔法のひとつだけ。 　平民出身の祖母譲りの赤毛のせいで家族…

同類の血肉を吸収することで何度でも再生可能な肉体を持つ人造人間『コラージュ』が本物の人間に代わって戦争を行い、国境を守る時代。国境警備隊に所属するセナは脱走兵の始末を請け負うがゆ…

　職人の若者・清吾は、吉原に売られた幼馴染を探している。登楼もせずに見世の内情を探ったことで袋叩きにあった彼は、美貌に加えて慈悲深いと評判の花魁・唐織に助けられる。 　清吾の事情…

「白の神、黒の魔物（https://kakuyomu.jp/works/16818093075278041966）」の番外編をぼちぼち放り込んでいきます。

ぼくは化け物を見たことがある。 それは少年だった頃の記憶。海に棲まう化け物と、それに魅入られた少女の物語。

　傷物の奴隷として投げ売りされたスィーラーンは、後宮に出入りする女商人・エステルに拾われてその手管を受け継いだ。 　エステルが不審な死を遂げた後、スィーラーンを引き取ったのは、異…

母親が早くに他界し、男手一つで育ててくれた父親が失踪して天涯孤独の高校生【遠野正夢】は、目覚めると見知らぬ学校の教室にいた。 そこは奇妙なルールが強制され、ルールを破れば死ぬ異界…

遠い東方の故郷から紅蓮を訪ねてきた二人の弟。 記憶がない紅蓮にはどちらが本当の弟なのか、それともどちらも違うのか判断がつかない。 遥か遠い故郷は戦乱の中にあるという。 紅蓮は危険…

自分の見た夢の記録。 不定期更新です。

裏山の池に飴玉を沈めるのが、私たちの間で流行っているおまじない。そうすると、好きな人と結ばれるんだって── 百合ホラーです。 南雲皋さんのお誕生日プレゼントとして、お題『不意打…

　季節は三度目の梅雨。 　大学入学を機に日本で暮らし始めた佐伯瑛茉（さえきえま）は、住んでいたマンションの改築工事のため、三ヶ月間の仮住まいを余儀なくされる。 　退去先が決まらず…