概要
かつて赤は瞳ちゃんの色だった。でも今は、わたし達の色だ。
二〇〇四年四月。高校に進学した百合野佳奈は、小学四年生の頃に憧れていたクラスメイト夢咲瞳と再会し、幸せな高校生活を送っていた。しかし、そんな新生活のスタートに水を差したのが同じ高校の生徒である月影響子だった。響子のさり気ない「君と瞳は違う」という言葉が引っかかりつつも、佳奈は瞳と会える月曜日を楽しみにしていた。だが、新しい週で待っていたのは、生徒や教師が立て続けに貧血で倒れてしまうという奇妙な事件だった。響子から瞳の特異体質について聞かされていた佳奈は、次に倒れるのが瞳ではないかとビクビクしていたが、そんな矢先、クラスメイトの鬼塚百枝が一連の貧血事件について瞳の仕業ではないかと疑っている事を知り、困惑した。瞳と鬼塚の仲が険悪そうであることにショックを受けつつも、土曜日の半ドンを利用して佳奈と
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