白縫いさや

「死者の最後の話を聞けるのは世界中で私ひとりだけで、もし私が彼らの話に耳を傾けなかったら、彼らの言葉や思いはどこにも残らなくなる。それはとても恐ろしいことだと思った」 広大な砂…

　私（牧島瑠璃）は、アマチュア作家としてほどほどに充実した創作ライフを過ごしていた。 　私にとって小説を書くことは楽しいことだ。それこそ、人生の中心に据えられるほどに。創作活動に…

　女の子は指を丸めて作った環で遠い景色を観察する。 　砂浜、りんご林、雁、氷海、きのこの森、廃墟、牢獄、天使の街――。 ＊＊＊ 　本作は「カクヨムコンテスト11短編」用に修正…

永久保セツナさんの自主企画「【エッセイ企画】あなたの文章のルーツを教えて下さい」に寄せた一本です。

munagotonosoraさんの自主企画【「創作の原点」となった一冊・一本】に寄せる一本です。 冴木忍「星の大地」角川スニーカー文庫 https://sneakerbunko…

画集をめくるように、指を丸めて作った環を覗いて遠い景色たちを見る。 ＊＊＊ 本作は視覚描写に寄せた連作掌編です。 「カクヨムコンテスト11短編」用に編集し直したバージョンは…

文字だからこそできる遊びがあるのではないか、という主張です。

超短編作品を不定期で掲載します。 こちらは少女や青春がテーマの作品が多めです。 ひとつひとつの言葉が持つ広がりと、書かないという書き方を大事にしたいです。 他の超短編作品集…

超短編作品を不定期で掲載します。 こちらは不穏な作品が多めです。 ひとつひとつの言葉が持つ広がりと、書かないという書き方を大事にしたいです。 他の超短編作品はこちらから。 …

好奇心旺盛な月兎が地球について哲学するお話です。