神宅真言（カミヤ マコト）

クルーザー事故のトラウマを抱える蓮寺十一（イレブン）は、親友とフェリー『あおいとり』に乗り込む。 しかし、五百人の乗客が姿を消し、船は漂流。閉鎖された幽霊船に残されたのは、わず…

趣味は山菜採り、孫のためならどんな山道もへっちゃらな、かずこ（70歳）。 いつもの裏山でワラビを採ろうとすると、そこには突如として巨大な穴が口を開けていた。 かずこは足を踏み外し…

自分以外の家族が普通ではない家庭で育った玲奈は、大学入学を機に親元を離れ、初めての恋に落ちる。 さっさと結婚して、異常な家族との縁を切りたい玲奈だったが、真っ当な家に生まれ真っ当…

俺は嘘吐きだ。 「嘘吐きは泥棒の始まり」と、幼い頃、かあちゃんによく言われた。 人生は嘘で回っている。 ＊本作は、犯罪を肯定するものではありません。

私の生家のある集落からほど近い■■沢。東北地方の盆踊り歌、ナニャドヤラ。蔵で発見された怨搦迦遺供禰と書かれた木札。本作品は杉沢村に関する文章群となっております。 ※本作品はフィク…

令和の現代、怨霊化した菅原道真が世界を滅ぼそうとしていた── なぜ道真は世界を破滅に導くのか？現代から平安時代へと送り込まれた首藤芹はその謎を追う。 物の怪が跋扈する平安京を…

　超常現象研究家兼探偵の殺人結果(ころひとゆいはて)の元へ舞い込む依頼は同居人である白沢四季(しらざわしき)がオカルト掲示板から引っ張ってきたもの。 　警察に相談しても取り扱って…

【月・水・金曜更新】３部作の第１部 パレイドリアとは、雲や壁のしみなど、意味のない形に顔や動物などの意味のある形を見出す心理現象です。これは視覚だけでなく、「空耳」のように聴覚…

　目覚めると、私は『人間』という肉の塊に閉じ込められていた。 　高度な知性を持つ私にとって、この星の支配者たちの営みは、吐き気を催すほど野蛮だ。 　死体の細胞を食らう『焼肉…

この小説は以下の成分で構成されています。 ・忍者つよい 50% ・異世界迷宮攻略 25% ・異世界の地上での出来事 25% ※本作の主人公は頭のネジが抜け落ちていますが忍者ゆえ…

オカルトサークルに所属する女子大生の【私】がある日、部室に足を踏み入れると不気味な祭壇が鎮座していた。 この祭壇を作ったのはＧＷ中にオカルトスポット巡りをしていたサークル員たちで…

これは呪いだ。 冷たい夫、帰りの遅い娘。私は繰り返される毎日に疲れていた。 そんなとき、娘が終電間際に帰宅して…… 夫と娘の間にはなにがあるのだろう。

興味を持つべきではなかった。 あのブログにたどり着いた時から私は 見られていたんですね。

　語り手担当 かぁなっき氏と聞き手担当 加藤よしき氏からなる猟奇ユニット『FEAR飯』による怪談ツイキャスラジオ『禍話』。 　その2025年11月8日放送回、禍話present…

旧校舎の「旧3年2組」―― 二十年前、ひとりの少女が黒板に自分の名前を残して命を絶った。 それ以来、誰も使わなくなったその教室では、夜になるとチョークの音が響くという。 肝試し…

ゴミ屋敷に住んでいるという男が体験した 恐ろしく、謎の多い出来事です。 ※実話...？

　桃生章吾は鬼の末裔だ。 　両親からは、「目立たないように」「いつでも平均でいるように」と言われて、ひっそりと生活していたが、夜の街をパルクールで駆け回ることを趣味にしていた。 …

久保直之は、裏切りと喪失により人生を投げ出した男。 ある夜、彼は夢を見る。黒い鳥居が連なる森の奥に、赤く脈打つ稲荷の祠。 目覚めると、左手の小指には赤い糸――いや、血管のように脈…

その痛みに、絶望に、気づいてください。 ※これは警告です。※ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　●　　　　● 　　　　　他サイトにも掲載中。

なんでも叶えてくれる神様は押し入れでちいちゃく丸まっています。

松茸を求めて山奥へと足を踏み入れた大学生の雨宮と太田。 道に迷い、辿り着いたのは時が止まったような小さな村。 その夜は、年に一度の「釘抜き祭り」の夜だった——。 村人たちが信じ…

夏の終わり、腹痛に襲われた男が辿り着いたのは、田舎道のぼっとん便所。 そこで彼が目にしたのは、肥だめの底に咲く一輪の白い花だった。 陶器のように滑らかな花弁、仄かに光るその姿は、…

昭和62年、バブルの熱狂が日本を包む中、風俗情報誌の名物コラムニスト・村西正記は、すべての店を制覇した果てに虚無を抱えていた。そんな彼の元に届いた奇妙な噂――「夜這いの風習が残る…

極東風『クトゥルー神話』のアイテム・設定のかずかずを放り込んだ闇鍋。 サークル「phenyldruger」様のクトゥルフ神話アンソロジー『「幻視秘録－忌－」-ドラッグフェニール…

父を殺され、領地を奪われた少年貴族ユリウス。 追い詰められた彼を救ったのは―― 重力の流れが「視える」、謎の女海賊ツーシームだった。 「情けで戦は勝てない。利がなきゃ、誰も動か…

なにも起きません。ドラマなし、展開なし、スリルなし。でもこういうこと、あるかも。

雨の帰り道、花は“黒い何か”に遭遇し、魂を食べる怪異ロニカと出会う。 ロニカは花に強い興味を示し、人間を知るほどその姿を花好みの「人間の少年」に近づけていく。 雨宿りした空き家…

オカルトに興味があるEと、霊感があると噂されるK。彼女の関心を引くため、Eはある悪戯を仕掛ける。

　ある日、天井に張り付く顔に気付いた。顔は告げる。 　「明日は~」 　……お楽しみいただければ、幸いです。

そのノートに愚痴を書くと、どこかの誰かから返事が届く。 顔も知らない。けれど温かい。 一生をかけて育んだ絆と、涙の別れ。 感動のラストに待ち受けていたのは 「インク壺…

ネズミに悩む奥さんの話です。 作者の体験談が反映されています。

いろんな土地で変わった風習や話を聞いて「あれ……風習って何処か似通ってるな」と纏めた手記。

社会に馴染めなかった俺がたどり着いたのは就労支援。ある日、そこでぶっ倒れて目覚めると、異世界だった…… 襲い来る魔圧。えっ、めっちゃ頭痛するしだるいししんど……。魔王？　それよ…

小説のネタには使えないけれど、しゃべりたい！　そういうとっておき（？）の小ネタをエッセイにしました。

この屋敷で起きたことの記録。一緒に暮らす三人との生活。 一話完結・日記形式の連作。 人外と人のあわいを描いた幻想譚。

X（旧Twitter）に溢れるタヌキ様ポストに寄せて…

拙著『現代狸風説考(げんだいたぬきふうせつこう)──人と異界のあいだに棲むもの』から、現代日本の各地で囁かれる化け狸さんたちのお話をよりぬきました。 『現代狸風説考』では、これ…

『重清狸ばなし』スピンオフ🐾 あの一人と一匹が、四国放送朝番組に生出演します！ 『重清狸ばなし』 https://kakuyomu.jp/works/1681809307603…

用紙が濡れています。

◯◯県××市 霞リバーサイドモール区画2-15テナント誘致および周辺地域に関わる業務報告書

要するに設定資料です。 ここに記載されているキャラクターについての二次創作等は全て自由です。

癒やしを求めて行ったマッサージ店で聞いた話とその出来事

角川武蔵野文学賞によせて書きました。ファンタジーなのでライトノベル部門にしましたが、素養がないのでラノベっぽくないかもしれません。

親友の久住飛定が変人であることに疑義を挟む人は、僕の周りではだいぶ少なくなったがそれでも、彼がこの九院高校に入学した時のことを知る人はいるまい……。