「滅びないで」を含む小説

魔法使いの名門、エグゼール家の三男として生まれた少年、ライル。 幼少期から圧倒的な魔力量を誇り、神童と謳われていた彼だったが、十五歳のときに生活魔法の才能しかないことが判明し、家…

　黒髪金眼の超絶美少女冒険者ナオ。 　男嫌いで、ついつい、男と見れば射殺さんばかりの眼力で睨みつけちゃうお茶目さん。 　「え、そ、そうかい？　じゃあ……追放だ。ごめんな？」 　…

大聖堂に仕える聖女にして、引きこもり干物少女でもあるクロエ。 そんな彼女がある日手にした一冊の本は、はるか昔に滅びたはずの禁忌の術、闇魔法が記されている魔導書だった。 そうだと知…

『ダークヒーロー』×『復讐』×『魔法』で紡ぐ、本格ダークファンタジー。 人族からの迫害で滅びゆくエルフを救うため、種族を統一し、社会の改革を進め、風魔法を武器に世界へと抗え―！ …

　アリアは不義の子である。生まれて間もなく孤児院に捨てられ、幼少期に「事情が変わった」と父親に引き取られ、かと思えば十五を迎えた大晦日に「やっぱお前要らね」と鬼畜ムーブを食らい、…

　ここは乙女ゲームが現実となった世界。悪役令嬢からの数々の嫌がらせを撥ね除けたヒロインは第一皇子と結ばれてハッピーエンドを迎えたのだが、物語はここで終わらない。 　数年後、皇帝と…

魔物の生息域に隣接する土地がありました。 その土地は昔から聖女が守っていて、聖女の結界によって国が栄えていました。 ですがある日、王子が聖女を追放してしまい、結界が消えることにな…

２０年前 あらぬ疑いをかけられ、国を追われ、辺境の地に追いやられた魔女スピーシィ。しかし２０年後の今頃になって、追放された国からやってきた騎士が助けを求めてきた。 「貴方に王か…

“世界が祈りを失うとき、最後の風が立ち上がる。” なぜ人は、傲り、妬み、怒り、奪い、壊し続けるのか。 幾度もの滅びを越えてきた地球は、ついに“祈り”を手放し、 風さえ命令の道具…

[＊＊＊＊書籍化決定しました！＊＊＊＊] 「リディル、見事に辺境の地を治めてみせよ」 　母を失った第六王子のリディルは、七歳という年齢で辺境の地へと送られた。 　そこにはリディ…

戦火に呑まれて燃え盛る古代国家・邪馬台国。 焼け落ちる神殿の中で、最後の女王・壱与（いよ）は、最愛の人ナシリをその腕の中で失う。 国も民も、守りたかったすべてが血と炎に消えたその…

『内助って、こんな目立つの！？？』 「これは政略結婚だ。君を愛するつもりはない」 　どこぞの大衆娯楽小説で読んだ様な、オリジナリティの欠片も無い台詞から始まった結婚生活。 …

　この作品は、私が、２０２５年の冬から春にかけて執筆した、「閉じ込められた、美しく、聡明な、王妃の祈り」（第一部）と、初夏から現在に至るまで執筆中の「エリトニー興亡記　～英雄の帰…

――この星の大地は死んだ この星の大地をつかさどる大地の化身リクの死。 残された海の化身ミウと、僕こと空の化身アオ。 僕ら二人は、最期に残された言葉「残った生き物たちを、あの月に…

人類は滅びゆく未来を回避するため、三つの派閥に分裂した。 増産派は「人を増やせば復活する」と子を産み続け、 進化派は「機械に全てを委ね、人は自由に生きよ」と天使を生み出した。 諦…

事故で異世界に転移したサラリーマン・速水佑真は、召喚の儀で“魔力ゼロ”と判定され、わずか三分で辺境送りにされた。 だが、彼にとってはむしろ好都合だった。無茶な上司も、深夜残業もな…

スキルとは才能であり称号であり力であった。にも関わらずスキル【無能】が発現した第三王子ジェイクはつまり、無能であり無能であり無能と烙印されたのだ。そんな存在を父王が、兄達が許すは…

二〇四三年、春。 濁った鉛色の空の下、日本は社会保障の崩壊と人口減少で、国家としての輪郭すら失いかけていた。 元銀行員・工藤修平（六十歳）。派遣契約を切られ、資産も未来も尽きた…

文明が滅び、やがて再構築された宵暦4023年。 「大人になりたくない」 そう思ったことはありませんか？ ——200年前に流行した、あの奇妙な病が叶えてくれるかも。 まずはとある…

遥か昔、人と精霊は共に在った。 火は言葉を持ち、水は歌を紡ぎ、 風は名を伝えた。 だが、ある時を境に多くの精霊は “住処”へと帰った。 一部は、人とともに歩む道を選び、 そ…