「ショート・ショート 探偵」を含む小説

　ショッピングモールで開催されているクリスマスイベント。今年の目玉は何と言っても、食べられるお菓子の家《ヘクセンハウス》だ。 　いよいよ、サンタクロース登場の時。だが、真っ白な…

「この中にいる、犯人は！」 「名にかけて、じっちゃんの！」 叫び声を上げた、商店街のど真ん中で、ひとりの探偵が。 いたのだ、目の前に、犯人が、むろん彼の推理によればだが。 顛末や…

　ミチ。 　そう読める。 　赤黒い血でミ。その下。五時の方向にチ。 　そして。チの最後の払いに。 　人差し指と中指が、被さっている。 　指は手。手は腕。腕は体。 　背中に無数の刺…

一人暮らしの冷蔵庫に入っていた手紙。オカルト（人外）かリアル（人間）か。僕は探偵ではないんだ。

廃棄された街。 集められた犯罪者たちに与えられたのは、勝てば莫大な賞金と自由の身が手に入るチャンスだった。 敵は百戦錬磨の名探偵。 探偵を殺すのは、誰だ。

ほのぼの系ショートショートです。少しずつ書いていきます。 推奨設定【PC：横組み、文字サイズ中】【スマホ：縦組み、文字サイズ中】 とある町に探偵に憧れる少女がいた。 町は今日も…

知恵熱を出してしまった鹿野秋子は、 保健室で一人の女生徒に出会う。 一つ学年が下の彼女は、 発熱と解熱を自在に操れる、 仮病使いだった。 彼女は秋子に、自分の上靴が毎日、 泥だら…

それは章タイトルよりも本文を短くしようと、 ただそう思った著者の執念で作られた物語だった

チェーンソー家当主、オースティン・チェーンソーは、 両腕にチェーンソーを具した、サイボーグであった。 エンジニアで、筋電具技師であるザクロ。 ザクロは、オースティンの両腕のチェー…

ミステリに疎い作者が決めた。 「本作にはR15要素を全部盛り込む」 物語のお約束を理解したメタ推理探偵が立ち上がる。 密室をぶち破り、血みどろの現場で残酷描写をクリア！ 残酷、…

唐突な事件、初登場の容疑者、端折られる描写――それでも犯人は当たる。 ミステリのお約束を逆手に取る“メタ推理探偵”が、ちょうど500字で事件を強引に解決するコメディ。

昭和四十四年（1969年）から始まるお話。この年女子大生になった小柄な少女、一色千代子は大学のミステリー研究会というサークルに加入します。そこで大学内で起こった不可思議な事件を解…

鏡の中の“わたし”が消えた── 依頼人から届いたのは、その一行だけだった。 AR解析が示したのは、 鏡台の前だけに残された意図的な空白。 映らなかったのではない。 “奪われた”…

夜ごと、水が天へ昇るという奇妙な蛇口── 女中が消えた屋敷で、芥川探偵が見つけたのは、 重力を裏切る一滴と、乾きすぎた床の秘密でした。 大正の影と灯火のあいだで揺れる人の情念。…

妹を殺したのは探偵だ。 だから僕は探偵を殺す。 ※この作品は殺人を推奨するものではありません。 ※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません

企画のテーマで書かせて頂きました。 ①書き下ろし作品に限ります。 ②「しりとり」に関連する物語なら何でも可。 (オリジナルルールを付けてもOK。「人間の尻を取ってくる妖怪『しりと…

密室、探偵、鏡、記録係、幽霊、シリアルキラー、ピラミッド、などについて

　水泳部の平。 　相撲部の関。 　柔道部の友枝。 　バレー部の羽田。 　陸上部の岡上。 　高校二年生。夏休み。 　五人は肝試した称し、崖の上の洋館へ。 　大雨雷で帰れてくなった五…

　自己紹介が、また、てしたね。 　私、ケージ・トリカイてす。 　いえ、失礼、どうも翻訳機の調子が、 　あーあ、ですです。 　改めて、いや、この、改めというのは、 　適切な表現でな…

ミステリーをショートショートでやった作品。子供の頃にやったミステリークイズとは違った形で、ミステリーをショートショートでやってみたかった。実験的作品。試行錯誤の末に完成したのが、…