「白くま」を含む小説

旅のエッセイです。 あくまで私の思ったことを書いているだけですので、勘違い等があってもご容赦くださいネ。 第１話は、夏らしく海の輝く雰囲気の風景写真が撮りたくて、南の島まで出かけ…

　花好きの少女、フィオナが7歳の誕生日を迎えたとき、父から十年花の種をプレゼントされた。十年花は育て始めてから10年目に咲く世にも珍しい花で、見た者には幸せが訪れるという伝承があ…

『西日の差す喫茶店にて－入道雲－』 暑い夏の青空に、白く大きな入道雲が見えた……。 街角にひっそりとたたずむ喫茶店。そこは記憶と現実の狭間で、人々がそれぞれの思いを胸に人生の物…

　すべてが白く、すべてが静かな世界。 　そこで、ひとりの男は“かつて愛した人”と再び出会う。 　もう二度と届かないと思っていた言葉、 　忘れたはずの微笑み、 　そして、時を越え…

文明開化から四十余年――。 帝国陸軍上等兵の清一郎は、小さな邸に幽閉される少女・不可思議の監視任務に就いて三年になる。 清一郎は不可思議のことを監視対象としてしか見ていなかったは…

◆貴腐葡萄！ 小夜曲？ 甘い？ それとも辛い？ みたことない？ まあ、一杯……！　🍇🍇 うたでも歌いながら……。 ◆短歌10首連作です。 ◆よろしくお願いいたします。

白く霞む春のホームで、青年・蓮はひとりの女性と再会する。 彼女は「遥」と名乗り、かつて失われた記憶を静かに揺り起こす。 現実と幻想が溶け合う中、蓮は封じていた“春の終わり”と向き…

　姿を消してしまった少女、山田海を救うために変わった相棒『魚』と一緒に森にやってきた本田星は、そこで一人の少年と出会った。少年の名前は葉山澄と言った。澄は自分のことを森の門番だと…

　人類の多くが労働から解放され、自由になった未来。 　それなのに、自殺者が増加の一途を辿る原因とは？ 　理想社会に浮かび上がる「空白」を描く。

　この世界にはでっかい虫がいる。幼虫のころから小型犬くらいのサイズで、蛹になって、巨大な原型か、人間の幼体に近い姿に変態する。それから種によって様々な大きさに成長していくのだ。知…

僕には恋愛感情はわからないが、いつも“彼女”が隣に居た。隣に居てくれた。 ある時、気がついた。彼女は特別かもしれない。 ある時、気がついた。彼女は素敵な人なんだと。 ある時、気が…

日陰者な女子高生、七海雫九は、白くてかわいい不思議な生き物に出会った。 「キミは、魔法少女になる気はないベポか？」──彼との出会いによって七海雫九の日常は一変する。 突如として…

外に出て、内に沈んで、己が輪郭をなぞる。 なにも出ないときも、ページは白くない。 「カクヨム短歌賞」10首連作部門　投稿作品

17歳の高校三年生の少女、立花 季津果(たちばな いつか) は高校1年生から交際をしていた、桐継 磨央(きりつぐ まお)に突然の別れを告げられる。傷心の彼女に寄り添ったのは立ち寄…

ーーー中学二年の「僕」は、いまだにあの記憶に囚われている。 それは、職場体験という名の平穏な日常に、ひっそりと埋まっていた落とし穴だった。 冷蔵倉庫での作業中、ただトイレに行っ…

ぼくは名柴犬・シバスケ。 ソーセージと白いパンティを愛し、世界の平和を守っている。 最近気になっているのは、スカートの女子――じゃなくて、 根暗男子のゆーきと、その彼にちょっと…

✧･ﾟ: *✧電撃の新文芸さんより12月17日書籍発売✧･ﾟ: *✧ 書籍版は『クールな魔女さんと営む異世界コスメ工房』より『異世界コスメ工房』に改題します。 ▼あらすじ 化…

『SSTG』はセハザ《no1》の第３作目に当たります。＜不定期ですが更新継続中＞ ＊＊＊＊＊あらすじ＊＊＊＊＊ 　路地裏、明かりの届かない建物の狭間で響く声。 人影が人を殴り倒す…

　東京の寂れたアパートに暮らす深山祐介は自衛隊上がりの元傭兵。 　ある仕事で傭兵仲間が裏切り、深山以外全滅。 　深山も重症を負うが生き延び、仲間の仇と復讐を果たす。 　だが…

子供のころ、神様を見た。 白くて大きくてただ圧倒的だった。 そんな神様に魅入って海に溺れた男の末路 ーーー海と神様、喪失と救済