「先にあるもの」を含む小説

※この作品は諸事情により 同作者が再構成した作品となります。 初めにご了承下さい。 　羽根のような 硝子の破片を集めた時、私は己を知る。 あの日、私は母と心中した筈だった。…

朝、彼女を起こすことから一日が始まる。 ありふれた日常のはずが、少しずつ違う表情を見せていく。 その視線の先にあるものは、あなたが思うものと同じだろうか。

実際の出来事を書いているため、未完結です。

誰もが予想できない超スケール・新感覚のクトゥルフ・ワールド、ここに開幕！ 西暦2098年、地球は色づいていた。熟し、腐り落ちる寸前の果実のように。 果実の表層では小蠅や蛆が死に…

「命は、命でしか鎮まらない」── 焼け落ちた孤児院。腹を裂かれ、壁に打ちつけられた小さな命。 そして、最期に母が遺した“赤い蛇”の印。 少年・レイはすべてを失ったその夜から、…

CO2を乗り越えてOCになると___、三角関係を越えてリア充になれたら、一生関係が続くらしい。 主人公すずは優等生気質な佐東とクラスの中心的存在、星崎から想いを寄せられてい…

ある日、事故に遭い亡くなってしまった末谷乃愛。 亡くなる直前、「このまま天国に行くんだろうな、地獄かな。」と考えていたら、彼氏である遠野末日の近くを漂う幽霊になっていてーー。

　浅井孝輔はオレオレ詐欺のかけ子だったが、騙した相手である佐木田恵子とともに、暴力団江渡神組・極村組・殺人犯根津からの逃避行を始めた。老女の恵子は認知症を患っていて、孝輔を二十年…

曰く付きの道のお話。

舞台は名門女子校「聖グレイス学園」。 主人公・桐嶋鈴華（すずか）は、凛々しく聡明な「王子様」タイプの少女。 ヒロイン・九条薫子（かおるこ）は、気高く美しいが、どこか不安定な「お嬢…

平凡な生き方をしてきた俺は今日も今日とてゴロゴロ。いつもと変わらぬ日常—のはずだった。俺を待ち受けた試練とその先にあるものは…。

※タイトルは真面目ですが、内容はそこまで真面目ではありませんのでご注意ください。 ド底辺男爵令嬢ミヨ・オルコットは、後見人とは名ばかりの叔父一家の借金返済の為、奇妙な仕事を引き受…

社会の歯車として工場で勤務する 後藤が廃棄予定の錆びたネジを正規品として出品しようとする。 その先にあるものとは？

【「第5回わたしの旅ブックス新人賞」最終選考作品】 2024年8月にキリスト教徒の巡礼道「カミーノ」を歩いた。ピレネー山脈のふもと町、フランスのサンジャン・ピエ・ド・ポーからスペ…

行き場の無い男達が、駆け抜けた先にあるものとは？ 逃れられぬ運命の糸が、次第に絡みついていく…… 新人賞落選作品です。気になったかたはどうぞ。

Vライバーをはじめた朝多マヤことドクター・エンゼルフィッシュ。 その目的はインターネットを利用した文化風習の探求であった。 日常の非日常だから生まれるインターネットの文化風習談義…

プロポーズの返事は、私を決して裏切らないことだった。 なのに夫は、いとも簡単に私を裏切り、別の女と秘かに交際していたのだ。 「絶対に許さない。あなたは私だけのもの──」 夫の裏切…

エレベーターでの異質な接触のお話。

昼休み、味噌汁を飲もうとすると、箸が消えていた。 隣の同僚は笑い、「またですか」と言う。 膝の上に積まれた何十膳もの箸、返すという同僚の笑顔。 だが出入口に並んでいたのは——。 …

「最強」とは何か。 戦わずに在ることは、敗北なのか。勝利なのか。 山奥でただ静かに日々を過ごす、一人の男。 彼は戦いの技術でも勝利の誇示でもなく、 “構えないこと”と“在り方”…