「円城塔賞 お題フェス11」を含む小説

誰とも繋がれないまま、さみしい大人になってしまった私を、孤独から救ってくれたのは、同じアパートの二階に住む、自称イケナイ太陽の彼だった。 「違法　違法　違法ぷよぷよ！」

あたし、ずっと貴女だけを想っていた。 カクヨムコン11お題フェス 第2回お題【卵】参加作品です 2,000文字未満の短編百合系ホラー作品です 宜しければどうぞお立ち寄り下さい

裸電球が一つぶら下がった部屋で、『おれ』と『相手』は向き合っていた。 でも、一つ違うのは、『おれ』は『相手』のすべてを知っていること――！ 極限状態の中で、相手を丸裸にしていく…

　もう少しで25歳の誕生日を迎える僕の元に、とんでもないものが届いてしまった。 果たしてその中身とは？ カクヨムコン11お題フェス 第1回お題【未知】参加作品です 3,000文…

僕の大好きなじいちゃんは、最後の北京原人だ。

幸せだった。それは本当。 結婚五年目。彼の心は、壊れてしまった。 大人になるということは。 泣いてはいけなくなるということ。 誰かが悪いわけじゃない。 それでも彼を支えること…

　朝起きたら、額に妙な跡が付いていた。 　後輩は「なにかの足跡じゃないですか？」というが、足跡のサイズからして体長およそ10㎝前後の直立二足歩行型の生物ということになる。 　そ…

ショートショートのお話です。 よりよい社会のために働いていました。 頑張って働いていましたが、努力には限界があります。 効率化のために才能を調べ、その人に向いた職場で働けるよう…

地下書庫の最奥に、一冊の資料フォルダと、一枚の紙。 「君が準備できたとき、きっと私を見つけるだろう。」 亡き同僚――澤元理一。その痕跡を辿る中で、彼は奇妙な夢、謎の記号、崩れた…

【カクコン11短編】 地球は、狙われている！ ノリとイキオイで書きました。戦士症候群て知ってます？　そんなSF短編です。

東京の公立高校に転校してきた一年生のイチカは、上京してからサイレンのような耳鳴りがするようになる。 それは耳鳴りではなく、とあるモノの声だった──。 東京郊外・武蔵野台地で繰り広…

世界から水が消えてから数世紀が経過した。かつての人類は砂を主食とした砂人となった。 冒険活劇が好きなエドは、アンと共に水が湧き出る場所を探し求めて旅立ったが…？

人里離れた山の中に暮らす主人公は、ふとチーズケーキを買いに行くことを思い立つ。

鳥御門家の鳴々緒は、十六の歳に初めての産卵をした。 その家の女たちが産む卵は、万病に効くと言われており──。

カクヨムコン11、お題フェス【未知】参加作品です。

　日雇いで食いつないでいる冬木昭彦（四十五歳、独身）の背中にある日突然、羽のようなものが生えてきた。 　不安になった昭彦は病院に向かう途中で、ネットの記事をを目にする。 「──…

目を覚ますと、そこは見知らぬ「白い部屋」だった。 光源のないのに淡く照らされた空間、机の上に置かれた奇妙な皿と一枚のメモ。 扉を開けても、同じ部屋が繰り返し現れる。 進むほどに、…

小学生最後の日、俺は交通事故に遭った。 脳の一部に傷を負ったものの、幸い大きな障害を残すことなく回復した。 だが、それ以来、俺は“未来”が見えるようなった。 しかし、それは同時に…

移動教室の机の中には誰かが置き忘れたルーズリーフが入っていました。見覚えのある筆圧の弱い綺麗な文字で何かが書かれています。

お題フェス11の「卵」をテーマに書きました。 　極寒の雪山任務。 　『第１聖女』セレスティアが回収したのは、帝国軍の最高機密――「生物兵器（ドラゴン）の卵」だった。 「衝撃厳禁…