このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(427文字)
美術の時間にペアになって互いの顔を描く…そんな経験がある者は多い。只、諾々と…或いは楽しみながら…描く。 楽しめるならば、楽しんだ方が良かったかも知れないけれど。 何となく面倒臭い上に、嘘臭い。 だから、自分の 手 を描いた。一言でいえば アンニュイ で無為な日常の中に口を開けた シュール な悲劇だが…。 気が付いた事には、拍手喝采。これは『鳴り手』だ。けれども本当は『成り手』だった、と気付く間もなく 『形手』なのだと知った恐慌。 どの道、かなりの遣り手。
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