文章で綴る想い
- ★★★ Excellent!!!
2030年、第三次世界大戦が起こり、日本も巻き込まれていた。
そんな最中だと言うのに、細田さんは何人もの男子生徒から告白され嫌になっている。顔が綺麗でスタイルもいい、外見ばかり見ていられるのも嫌なものだ。
そんな折、クラスメイトの羽崎君から屋上に呼び出された。彼は細田さんの文字が美しかったから、手紙のやりとりをしたいと言う。了承し、お互いに手紙のやりとりをしていくふたりだったが――。
羽崎君が屋上で紙ヒコーキを飛ばすのは、空を飛びたい代替行為だと言うセリフにまずやられました。
ふたりが文通をしている時には、羽崎君は字が上手じゃないけれど、一生懸命に書いているというのがわかり、だんだん羽崎君に惹かれていく細田さん。
ふたりを包む時間が美しくて、切なくなりました。
ふたりがどんな行く末を辿るのかはご自身の目でお確かめ下さい。
私は泣きそうになりました。
羽崎君の純粋な想い。細田さんの純粋な想い。
フェンスを越えてどこまでも届いて行きますように――。そう願わずにいられません。