愛ゆえに、私は天災となる。

その祈りは救済か、破壊か。罪を抱いて愛に生きる少女の物語です。

天気を操る少女フィアナは、国の繁栄を支えてきました。
しかし、隣国の侵攻がすべてを変えてしまった。
愛する王子と国を守るため、彼女は初めて「人を殺すため」に嵐を呼ぶ――。

本作の魅力は、清らかな「聖女」が、愛ゆえに「殺戮者」としての罪を受け入れるまでの、美しくも残酷な心理描写にあります。
救国の英雄として称えられながらも、一生消えない罪の意識を背負う覚悟。

しっとりとした筆致で描かれる、重厚な愛の結末をぜひ見届けてください。

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