黒から白のグラデーションのようにも思える主人公の感性

自身のもつ、「天気を操る力」に対してフィアナが向けるまなざしというものが、胸を切るような悲しみや、どろりとした憎しみ、それでも、人を救えると信じたい渇望など、さまざまで、そしてとても真摯だなと思いました。

ラストで、愛する人ルカに対しての感情も、全くの白ではなく、やはり彼と自分との罪も同時に静かに見つめている。
フィアナは、せめてすべてをその目で見つめていたいと思ったのかもしれません。

タイトルと、ラストがとても強く結びついています。
女性のしとやかな感性に触れたい方に、強くお勧めしたい作品です。

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