概要
「なら、クイズをしましょうか」
と、言われて始まった、『彼女の正体』を当てる十日間のクイズ。
果たして彼女は何者なのか、僕は彼女の正体を当てられるのか。
二人ぼっちの、青春✕現代ドラマ✕微ミステリー
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!それは青春時代の切ない後悔
僕は祖母の葬儀のため田舎のある村に行きます。海が綺麗なそのバス停で出会ったのは同じ年頃の少女。彼女は「クイズをしましょうか」と提案する。それは十日間の間に、彼女の正体を当てるというものだった――。
最後まで読んで初めて意味がわかるという本作。その意味にまずやられました。きっと皆さんも一瞬、えっ…となるんじゃないかと思います。そしてなるほどと腑に落ちる驚嘆のあとに心地良さがありました。
また、青春小説として読んでも、あふれ出る情景描写の美しさ、戻れない青春時代への悔恨など、秀逸なものでした。
ぜひ最後まで読んで下さい。
胸に残る素敵な作品となるでしょう。
オススメします。
ぜひ…! - ★★★ Excellent!!!何もかもが予想を超える謎解き青春ドラマ!
十三歳の僕がバス停で少女と出会い、話をしていると、「なら、クイズをしましょうか」と切り出されます。
彼女が何者なのかを推理するための質問権を一日三回、十日間与え、質問に対してイエスかノーで答えるとのこと。
僕は十日後に彼女が何者なのかを言い当てることができるのか――
十日後、きっと誰も想像していなかったであろう展開が待ち受けています。
そして、読者はタイトルの意味を知ることになります。
――クイズの答えは?
――タイトルの意味は?
――僕と彼女、それぞれが抱える想いとは!?
ミステリーの楽しさと青春ドラマの味わい深さが美しく融合した素晴らしい作品です!! - ★★★ Excellent!!!すべては憶測、だけどタイトルだけが真実
人生を四つに分けた一番最初が、青春なわけですが、その為何かと間違えたり、迷ったりしてしまうものですよね。
大人と呼ばれる年齢になってから、当時のことを思い出して、恥ずかしさに床を転げまわったことのある人は、少なくないと思います。
ぱっと見、奇妙なタイトルのこの作品。
まさに青春の最中、名も知らぬ少女との出会いと、駆け引きを通して、主人公は様々なことを考え、思いを馳せるのです。
甘酸っぱい記憶?
そんな言葉で足りてしまうならば、きっと貴方はまだ青春の中にいるのでしょう。
憶測、駆け引き、そこからの答え。
でも、すべての真実は、このタイトルに最初から描かれていました。
ご一読ください。 - ★★★ Excellent!!!青春時代の切ない思い出
雰囲気がとてもいい作品でした。
タイトルに違和感があったんですが、最後まで読んで、「あ、そういうことか」と腑に落ちました。
なので、最後まで読んだ方がいいです。
さて、この作品がどういう物語か、ざっくりと説明します。
季節は夏、主人公は祖母の葬式のため、田舎に訪れていました。
海が見える道路を歩いていると、バス停のベンチに、髪の長い女の子がいるのを発見します。
彼女は不思議な子であの海である少女が溺死したという話を唐突に語ってきます。
いったいこの少女は何者なのか?
主人公は「君、この辺の子?」と質問しますが、少女はまともに答えません。
すると彼女はいき…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ゾワ~ッと身体中に響き渡る余韻。「謎解き」と「小説」の奇跡の融合!!
レビューに何から書いたらいいのか分からないのですが、とにかく凄いです。余韻が凄まじいです。前知識一切なしで読んでいただきたい作品です。
なので以下の内容はできれば読まずに本編に入ってほしいのですが、一応拝読した感想をここに残させていただきます。
本来なら文学系が受賞するはずのカクヨム甲子園において「あの作品」で選出された時点で餡団子様の実力は証明されているのですが、本作はその描写力と構成力が完璧にマッチしています。
ミステリはミステリである以前に小説である、ということを再認識させられました。探偵が推理した内容をペラペラ語るというのももちろん良いのですが、本作においては「推理す…続きを読む