笑いあり、衝撃ありのミステリー短編

 真相を知ると、驚くと同時に、なるほどその手があったかと感嘆する作品でした。

 ある日、歌舞伎町一丁目の路地裏のゴミ箱の中から、全国指定暴力団の恐田組の幹部である阿久津典文の遺体が発見される。

 その遺体は頭部を何度も殴られた跡があって、死因は頭蓋骨骨折による脳挫傷らしい。

 警察は恐田組と敵対している鬼怒川会の仕業だと考えて捜査するが、鬼怒川会はその日、若頭の出所祝いに構成員全員が参加していてアリバイがあった。

 捜査が難航しているとき、鬼怒川会の末端構成員である色えんぴつのヤスから話を聞こうといい案が出てくる。
 彼は正直者らしくて、言ってはまずいことをべらべらとしゃべってて笑っちゃいました。

 真相に衝撃を受けることができるし、笑えもする、短いですが、満足度の高い作品でした。